ブーツの洗い方を解説!準備するものや素材や種類ごとの洗い方を紹介!

寒くなり、雪が降り始める季節に重宝するのが足元を暖かくしてくれるブーツですね。みなさんは、お気に入りのブーツはお持ちですか?

今回は、お気に入りのブーツを長く・綺麗に履くために「ブーツの洗い方」について、準備するもの素材(種類)別の洗い方・注意点をご紹介していきます。

主なブーツの種類

ブーツと一言に言っても様々な種類があります。主なものとして、スムースレザーハイカットロング)・スエード・ムートンの4つです。

丸洗いできる素材と違って革製品に水がかかるとシミや型崩れのリスクがありますし、せっかくの起毛が抜けてしまうかもしれません。

そうならないために、今回はこの4つのブーツの正しい洗い方をご紹介します。

ムートンとは?

ムートンとは羊の毛皮のことです。羊革も流通しており、柔らかく軽いので使い心地の良さで人気の皮革。生後何年かで革の種類が分かれています。

羊革はシープスキン(英語)と呼ばれ、別名でムートン(フランス語)とも呼ばれています。実は同じ意味なんです。

現在、シープスキンは”鞣し(なめし)加工された皮革”を指し、ムートンは”毛皮”を意味する言葉として使われることが多いです。

出展:ラグ&モア

また、フェイクムートンか本物のシープスキンかは、価格に差が出ます。

フェイクムートンは合成繊維で作られているので丸洗いできますが、シープスキンをじゃぶじゃぶ洗ってしまうとトラブルになるので気を付けてください。

高価なムートンブーツなら、自分でやらず業者にクリーニングを任せてもいいかもしれませんね。

ブーツを洗うメリット・デメリット

放置したブーツでも、洗えばまた履けるようになることもあります。ではその前に、メリットとデメリットを確認しておきましょう。

ブーツを洗うメリット

出展:Amazon

レザー系の場合、洗剤でしっかり洗うことで革の質や色がよみがえり、型崩れが直ることもあります。

古いクリームや汗の塩浮きまでしっかり取れるので、見た目が良くなってにおいも気にならなくなりますよ。他に、

  • 保革クリームの浸透が良くなる。
  • 水たまりに入ってしまったり、何かをこぼしたり、「範囲の大きい汚れ」は水洗いの方がおすすめ。
  • 業者にクリーニングを頼むよりコストが安い。

などがあります。

ブーツを洗うデメリット

デメリットは、洗った後の保革を怠ると乾燥してひび割れる可能性があることです。起毛は固くなって抜けやすくなります。他に、

  • ステインリムーバー(革用のクリーナー)を使った手入れより、時間がかかる。
  • 染料仕上げだと、水で色落ちしやすい。

などがあります。ひび割れ予防の保革クリームは忘れず(色味によっては補色剤入り)に使いましょう。

フェイクレザーについては、本革よりケアが簡単ですが劣化も早いので適度な手入れが必要です。

素材(種類)別のブーツの洗い方

レザーブーツ(ハイカットとロング)・ムートン・スエード、それぞれで準備する道具と洗い方の手順をご紹介します。

1.レザーブーツ(ハイカット)

靴紐は靴が洗いづらくなるので外して、別で洗っておきます。

ロウ引き糸を使う人もいらっしゃるかと思いますが、汚れが目立ってきたくらいだと劣化が進んでいるので買い替えるのもひとつの手です。

業者にクリーニングを依頼すると靴紐もキレイにしてくれます。

準備するもの

基本の手入れ道具に、サドルソープ用の道具を追加します。

  • 歯ブラシ:使い古しでも大丈夫です
  • サドルソープ、専用のスポンジとブラシ:以下の商品はセット販売です
  • 馬毛ブラシ
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  • クロスか柔らかい布を数枚
  • ブーツキーパー
  • 保革クリーム
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  • 防水スプレー

サドルソープとは革靴専用のケア用品です。革を柔らかくする成分が配合されているので、洗いあがりがしっとりすると好評になっています。

※サドルソープは起毛皮革・エナメル・爬虫類皮革には使用できません。

レザーブーツ(ハイカット)の洗い方

出展:Amazon

水でもかまいませんが、お湯の方がとても汚れ落ちが良いです。

  1. 馬毛ブラシでブラッシングし、落としきれない汚れは柔らかい布で拭き取る。
  2. 歯ブラシで、靴の隙間にある汚れやほこりを取る。
  3. 桶に40℃くらいのお湯を入れ、スポンジにお湯を含ませながら表面をぬらす。※靴ごと桶に沈めないでください
  4. サドルソープをスポンジに取り、よく泡立てる。
  5. 泡を靴に乗せたら、ブラシで傷つけないよう優しく洗う
  6. 汚れを落としたらお湯を入れ替え、スポンジについた泡を落とし、靴表面に付いた泡をスポンジで落とす。
  7. 乾いた布で水気を拭き取り、ブーツキーパーを入れる。
  8. 日陰でしっかりと乾燥させたら、少量の保革クリームをクロスにとって薄く塗り広げる。
  9. 余分なクリームを拭き取りながら乾拭きをして、防水スプレーを噴霧したら完了。

つま先を下にして壁に立てかけると早く乾きます。完全に乾くまで2~3日は干しておくことが重要です。

2.レザーロングブーツ

出展:BEAMS

レザーロングブーツは洗う場所が広いので、ブーツごと水に浸して洗う方法があります。

シミにならないか心配になると思いますが、そもそもシミとは、部分的に水が付いて染料が滲み、ついていない部分との色味の差によるものです。

全体を水につけてサッと洗うことで、色移りやムラを抑えることができます。しかし、前述の通り染料仕上げは色落ちしやすいので、その場合は業者に頼った方が良いでしょう。

準備するもの

出展:楽天市場

画像の商品はブーツハンガーです。水切れが良く型崩れもせず乾かすことができます。

  • ボディーソープ
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  • ブーツハンガー(購入はこちらから)
  • キッチンスポンジ
  • 馬毛ブラシ
  • 大判のタオル
  • クロス
  • 保革クリーム
  • 防水スプレー

ボディーソープは弱酸性がおすすめです。洗浄力が強いものは、汚れと共に革の油分も取りすぎてしまいます。

レザーロングブーツの洗い方

スポンジは研磨剤入りの固い面ではなく、柔らかい面を使います。ブーツを水に浸すため、洗面所の排水溝に栓をして桶代わりにすると洗いやすいですよ。

  1. 馬毛ブラシで表面をブラッシングし、装飾やインソールがあれば外しておく。
  2. 40℃くらいのお湯を溜めている間に、スポンジにボディーソープを取り泡立てておく。
  3. ブーツをお湯に浸し、スポンジで外側・内側と優しく洗っていく。
  4. 洗い終わったらよくすすぎ、タオルで水気を拭き取る。
  5. ブーツハンガーにかけ、風通しの良い日陰で乾燥させる。
  6. 少量の保革クリームをクロスに取り、まんべんなく塗り広げる。
  7. 乾拭きをして馴染ませたら、防水スプレーを噴霧して完了。

ジッパー付きであれば、開けたまま干すと乾きやすいです。インソールは別で洗っておきます。

3.ムートンブーツ

素材がポリエステルなどの合成繊維なら丸洗いができます。起毛タイプは汚れがつきやすく水を吸収しやすい点があるので、丸洗いしてキレイにしましょう。

準備するもの

足の裏は汗腺が多いので汗をかきやすいです。ムートンブーツは保温性が高い分、蒸れやすいので嫌なにおいの原因に。そのため、内側も入念に洗う必要があります。

  • 洋服ブラシまたは馬毛ブラシ
  • オシャレ着用中性洗剤
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  • 計量カップ
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  • バケツ
  • キッチンスポンジ
  • 大判のタオル
  • 新聞紙
  • 防水スプレー

新聞紙がなければ、キッチンペーパーで代用できます。

ムートンブーツの洗い方

出展:au PAY マーケット

ムートンブーツもロングタイプがあります。洗い方は同じですが、乾きやすいようブーツホルダーを使うと便利ですよ。

  1. 洋服ブラシ(または馬毛ブラシ)でブラッシングする。
  2. バケツに40℃くらいのお湯を量りながら入れ、中性洗剤を溶かす。(用量は洗剤の指示量)
  3. そこへムートンをしっかりと浸し、スポンジの柔らかい面で優しく汚れをとる。毛並みに沿って一方向に洗うと◎。
  4. 綺麗な水を使って、泡が出なくなるまで洗剤をしっかりと洗い流す。
  5. ブーツの水気を手で絞った後、タオルでも水気を吸い取る。
  6. 丸めた新聞紙を中に詰め、風通しの良い日陰で乾燥させる。
  7. ブラシで毛並みを整えて、防水スプレーを噴霧したら完了。

中性洗剤は、漂白剤・蛍光剤が無配合を選べば色落ちの心配がなくなります。最後に柔軟剤を薄めた水に浸せばフワフワに仕上がります。

以下の動画では、ブーツは浸さずにシャワーで洗っています。やりやすい方でチャレンジしてみてください。

新聞紙を中につめると乾燥が早くなります。天候に左右されますが、革のブーツと同じく2~3日は乾燥させましょう。

4.スエードブーツ

スエードは革製品なので、表面だけに水と泡をつけて汚れを落とします。

長く履いていると気が付きにくいですが、日焼け・擦れ・経年劣化で色落ちしている場合があるので洗う前にチェックしましょう。

準備するもの

出展:Amazon

スエード用のブラシは、汚れをキャッチするゴムブラシや、毛並みをキレイに整えられる毛タイプがあります。毛質が固めの豚毛ブラシでも汚れを落とせます。

それぞれの機能が一体型になっているブラシもあったりと、ブラシのバリエーションが多いため使いやすい道具を探してみましょう。

  • スエード用ブラシ
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  • 起毛皮革用シャンプー
  • クリーニングスポンジ
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  • 保革と防水効果のあるスプレー:色落ちがあれば、補色できる商品を選びます。
  • ブーツキーパー
  • タオルを数枚

レザーブーツ編でも登場したブーツキーパーがここでも有効です。一般的なシューキーパーとの大きな違いは「かかと部分の高さ」。

そのおかげで、かかとから足首のヨレやすい部分も整えられます。

スエードブーツの洗い方

出展:ファクトリエ

汚れを取るためのブラッシングは、力を入れすぎると毛が抜けるので軽くやりましょう。

  1. ゴムブラシか豚毛ブラシでブラッシング。
  2. タオルを水につけて絞り、ブーツに押し付ける形で少しずつ濡らしていく。
  3. シャンプーをクリーニングスポンジにつけ、よく泡立てたら優しく洗う。
  4. 水で濡らしたタオルで、シャンプーを拭き取る。
  5. 風通しの良い日陰でしっかりと乾燥させる。
  6. ブラシで毛並みを整え、保革・防水スプレーを噴霧したら完了。

残った泡は水気を絞ったタオルで拭き取るので時間はかかりますが、シャンプーが残らないよう根気強く行います。

ブーツを乾かすときの注意点

乾かし方は各工程でご紹介しましたが、特に注意するのが以下の点です。

  • 直射日光に当てない
  • 靴が傷むため、ドライヤー、乾燥機、ストーブなどの強い熱源は使用しない
  • 洗濯機での脱水は、型崩れを起こす可能性がある
  • 時間をかけ、じっくりと乾燥させることが靴には最も良い

早く履きたくても生乾きは良くありません。カビや雑菌が繁殖する要因となるので、外側と内側をきちんと触って確認してくださいね。

ブーツを洗って長持ちさせよう

出展:ロコンド

靴を洗う、ましてや「ブーツを洗う」経験がある方は少ないと思います。

今回ご紹介した4種類のブーツをお持ちの方は、ぜひ自分自身で洗って、長く・綺麗に履いていきましょう。

今回は、一部で中性洗剤やボディーソープを使用した洗い方をご紹介していますが、専用のケア商品なら洗いあがりに違いを感じることができます。

この記事を参考にすれば、みなさんの持っているお気に入りのブーツが生まれ変わりますよ。

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