カーボンレザーは劣化しにくい?その理由や本革との違いを紹介!

財布を始めとするレザー小物に使われている「カーボンレザー」。もともとはスポーツカーのステアリングやシフトノブに使われるために開発されたものです。

今回はカーボンレザーについて、特徴や本革との違い、劣化しにくいのか、手入れ方法などをお伝えしていきます。

そもそもカーボンレザーとは?

カーボンレザーを開発したのは、イタリアのヴィエッラで創業した皮革製品を取り扱うキオリーノ社です。

もともと、自動車メーカーに納品するために作られたプロダクトでした。カーボンレザーという名前の通り、カーボンとレザーを合わせた革です。

生後6ヶ月から2年くらいまでの牛革を下地に使用し、上面に極薄のカーボンパターンフィルムを熱圧着しています。

そのため、キップスキンに近いしなやかなコシを持ちつつ、摩擦や光、熱に強い性質を持っているのです。

さらに、汗や水にも強い素材と言えます。高度な圧着技術で加工されているので、牛革とカーボンフィルムが剥がれることは、ほぼないでしょう。

今までにない高性能な、ハイブリットな革ですね。

カーボンレザーの生地が持つ特徴7個!

出典:布百選

カーボンレザーは様々な革製品に使用されています。高性能な革だと説明しましたが、具体的にはどのような特徴があるのでしょうか。

7つの特徴を紹介していきます。

  • 軽い
  • 薄い
  • 摩擦に強い
  • 防水性が高い
  • 傷が付きづらい
  • 柔らかい
  • 手入れをする必要がない

カーボンはアクリル繊維に1000度の熱を加え、炭化させた繊維を高熱で牛革に貼り付けたものです。

カーボンを張り付けたり、織り込むことで独特の風合いを生み出しバックパックやショルダーバッグ、財布などに使われています。

カーボンレザーの外見的特徴は?

カーボンレザー

出典:Amazon

カーボンレザーは、一貫して光沢のある黒色の外見の製品がほとんどです。光沢があるので、高級感がありますよ。

正方形や長方形のカーボンが織り込まれるような質感になっています。見ていて引き込まれるような感覚を得られるでしょう。

また、使用されるカーボンの加工方法によっても違いが出てきます。その結果、質感が違うものもありますので、手にとって気に入った製品を購入するといいと思います。

本革との違いとは?カーボンレザーのメリット、デメリットも解説

 

カーボンレザーは生後6か月から2年くらいの牛革を薄く剥ぎ、表面に極薄のカーボンファイバーを張り付けたものです。

本革に比べ合成革と呼ばれる事もあり、カーボンレザーを敬遠する人もいます。しかしカーボンレザーは防水性の高い、また耐久性もある優れた革素材なのです。

本革と比べたカーボンレザーのメリット

出展:Giftmall

コーティングにより、外部刺激に強い素材になっています。

  • 水にぬれても気にしなくていい。(高い撥水性)
  • バックなどの素材として軽く、柔らかい。
  • シミや傷、色ムラの心配をしなくていい。
  • いつまでも新品の様に保つことが出来る。
  • 本革の様に手入れ用品を必要としない。

本革はひび割れ予防に保革しなければいけませんが、カーボンレザーにクリームは不要です。管理のしやすさもポイントが高いですね。

本革と比べたカーボンレザーのデメリット

出展:PORCO ROSSO

肌触りなど、本革ならではの風合いとは大きな違いがあります。

  • 革としてのエイジング(経年変化)を楽しむ事は出来ない。
  • 革のような温かみがある手触りを感じる事は出来ない。
  • 劣化に寄るべたつき、ひび割れが起こる。
  • 品質に差がある。(カーボンを張り付ける革によって変わってくる)
  • 本革の様に生涯にわたって使う事は出来ない。

本革の製品の醍醐味は手間と時間がかかりますが、使うたびに手に馴染み革の色や艶が変わっていく様を楽しめる事です。

出展:Amazon

カーボンレザーは耐久性、防水性に優れていますが、カーボンでコーティングしている状態なので、残念ながらエイジングを味わう事は出来ません

べたつきについては、合皮が劣化してくるとどうしても起こるものです。手入れをすれば10年以上使える本革と違って、合皮は約3年と寿命が短い面があります。

カーボンレザーには本革より優れた耐久性と撥水性がある?

出典:CASEBANK

カーボンレザーはカーボンが持つ耐摩耗性、耐光性それに耐熱性を生かした加工革品です。カーボンレザーの耐久性と撥水性は、本革とどのように違うのでしょうか。

それぞれの性質を詳しく紹介していきます。

カーボンレザーの耐摩性

カーボンレザーは、カーボン素材が表面を覆っています。なので、直接革が摩擦で削られるということはありません。結果、摩擦には強い革と言えますよ。

カーボンレザーの耐熱性

そもそもカーボン素材が何かと言われれば、炭素のことを表しているのです。

カーボンレザーに使用されるカーボンは、アクリル繊維などを1000度にもなる高熱によって焼き上げて炭化されています。

それを織り込むことで様々な製品に生まれ変わっているのです。

このように、もともと熱によって作られた素材なので、耐熱性を当たり前のように持っている状態になっています。

カーボンレザーの耐光性

天然素材や科学素材は、太陽光や光の影響、紫外線などによって変化やひどい場合には劣化してしまいます。

カーボンレザーはそれらの影響を受けにくいです。それは、光を吸収する黒色の素材なので光に対する耐性があります

耐光性に優れているので、カーボンレザーは太陽光や光の影響での劣化を防ぎやすい素材です。

カーボンレザーの耐久性

出展:Amazon

カーボンレザーは上記で紹介したように、耐摩性・耐熱性・耐光性に優れた革です。

摩擦に強く、熱にも強い。さらに光にも強い素材なので、耐久性が高いことが分かりますね。

変化せず、長く愛用したい方には、おすすめの革といえるでしょう。

カーボンレザーの撥水・防水性

カーボンレザーは牛革の表面をカーボンでコーティングしている状態です。高温で焼き付ける為に色は黒が主流です。

カーボンがラミネートの役割を果たし、水分を跳ね返します

本革では加工段階、またはその動物が持っている特性として耐水性が高いものもありますが、カーボンレザーの様に完全にコーティングされているわけではありません。

そのために雨に濡れた場合すぐに拭き取る必要があります。その点カーボンレザーは撥水性が優れているので、水分が浸透するという心配がないのです。

カーボンレザーの人気の理由はこの耐久性、撥水性のほかにも素材として薄く柔らかいので、布のような感覚で裁断や縫製が出来る事が挙げられます。

そのためにバックパックや車のパーツ、ソファなど色々なものに使われています。

カーボンレザーの劣化を防ぐ!本革とは異なるお手入れ方法とは?

出展:Creema

カーボンレザーは、本革の様に乾燥したり、水やオイルによるシミが出来るという事はなく、ほとんど手入れする必要はありません

しかし毎日使うものは、意図的でなくとも、私たちが触るたびに油脂が付着していきます。

私たちの手の油脂がカーボンレザーに浸透する事はありませんが、カーボンレザーの表面に付着し、劣化の原因になります。

カーボンレザーは撥水性がある革ですが、本革の様に手入れをして寿命を延ばすという事はできません。適度な頻度で、正しい手入れを行なっていきましょう。

カーボンレザーの手入れ方法はこのように行ないます。

  1. 馬毛ブラシでブラッシングし、埃などを取り去る。
  2. 硬く絞ったクロス(柔らかい布)で全体を拭き取ったら完了。

カーボンレザーは水を跳ね返します。なので、本革の様に栄養クリームやオイルを塗っても水と同じように跳ね返してしまうので意味がありません。

月に1回くらいの間隔で、上記の手入れを行うようにしましょう。生活していく中で、カーボンレザーに食べ物のソースなどが付くこともあります。

そんな時も濡れた布で拭き取るようにするといいですよ。外出先でも困らないよう、布を持ち歩くと便利です。

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機能性の高いカーボンレザーを堪能しよう!

出典:CASEBANK

カーボンレザーに関する情報をご紹介しました。牛革にカーボンを張り付け、または織り込んだカーボンレザー、耐久性が高く、柔らかい布のような素材です。

カーボンで革をコーティングしているので高い防水効果があり、本革の様に手入れをする必要もありません。機能的で便利なので、とても良い革と言えます。

この様に耐久性が優れたカーボンレザーは、毎日使う財布や「iQOS」バックパックなどにも使われています。カーボンレザーの特徴、特性を良く知って上手な使い方をしたいですね。