コードバンの手入れ方法を解説!財布や靴におすすめのクリーム3選も紹介!

コードバンの財布や靴を持っているでしょうか?

コードバンで作られた財布や靴は、持ち主のステータスを上げると言ってよいほど立派で価値が高い製品です。それだけに傷をつけたり汚したくはないですよね。

今回は、コードバンの手入れ方法やオススメのグッズもご紹介いたします!

コードバンとは?

コードバン(cordovan)は、農耕馬の臀部(でんぶ:お尻の部分)から採れる皮革です。その美しさや質感、希少性から「キングオブレザー」、「革のダイヤモンド」などと称される最高級の皮革です。

皮の表の面を使う牛などの一般的なレザーと異なり、コードバンは 馬の臀部の皮の裏側から削り出されており、コードバン層と呼ばれる特殊な素材を用いて作られています。

希少性

 

コードバンは、主に食用農耕馬の副産物として生産されていますが、1頭当たりから採取できるコードバンの量は少ないのです。また、農耕馬の飼育数自体も低下している(洋画ではよく見かけますが)ことから、入手自体困難であると言われています。

馬革は北欧、オセアニアなどから輸入されますが、馬は他の皮と比べ荒野などを走るため皮膚の傷も多いようです。このようにコードバンは安定供給が難しく、高価なのもそのためです。

特徴

出典:Amazon

コードバンの特徴をまとめてみます。

表面はきめ細かな輝きを感じる

コードバンは、質感や輝き(光沢)を伴い、耐久性(強度)に優れている素材ですが、それは革の組織構造の特殊性によるものといえます。牛や馬のそのほかの部位は、細胞が水平に並んでいますが、コードバンはコラーゲン繊維が垂直方向に精密に並び、表面が細かく綺麗で、かつ、重厚で弾力に富んでいます。

整然と並んだキメの細かな繊維は非常に滑らかでしっとりとした質感を与え、その透明感ある輝きは、使うごとに輝きを増していき、使う者を虜にさせます。また、繊維の密度が濃いため、耐久性にも優れており、強度は牛革の3~5倍と言われています。

コードバンも防水はマスト

コードバンは、毛を寝かせることであの光沢感を作りだしているので、毛を立ち上がらせる状態にしないこと、水が浸透し易く、繊維が水で膨らむと表面が凸凹状態になるため、防水対策を心がけることがポイントです。

コードバンは、きちんと手入れをすれば一生使える良質な革製品です。それでは、具体的なお手入れの方法を見ていきましょう。

コードバン財布の正しいお手入れ方法

出典:楽天市場

コードバンに限らず、革製品は乾燥したまま放っておくと、割れ・破れ・キズが発生しやすくなり劣化が早く進みます。革製品はよく人間の肌に例えられますが、人肌同様、適当に栄養補給を行い保湿することが大切です。

基本的な作業は、埃などの汚れを落としてから、全体に少量のクリームを薄く塗り伸ばすという工程で、決して難しいことを行うわけではありません。

準備するもの

  • 柔らかい布
  • 専用クリーム・ワックス
  • 専用ブラシ(馬毛など毛が柔らかいもの)

日常ケアは乾拭き

日常的なケアは、柔らかい布で乾拭きし、埃や汚れを落とす程度で十分です。使い始めの頃からクリームやワックスで一生懸命磨くと、革表面にくもりが出て艶感を落とす原因になりかねません。コードバンは、使うほどに味が出てくるので、経年変化を楽しむのも素材の魅力です。

クリームで保湿

出典:楽天市場

革が乾燥してきたら、コードパン専用のクリーム・ワックスを使って栄養補給を行います。クリームは、専用でないものを使うと、艶が曇ってしまうことがあるので注意しましょう。また、防水スプレーもシミの原因となるので使わない方が無難です。

クリームを使う場合は、専用ブラシで汚れや埃をしっかりと取り除いてから使用します。専用ブラシは、毛が固めのブラシを強うと、毛が立ちあがってしまうので、馬毛など軟らかい毛のブラシを使いましょう。

コードバン靴の正しいお手入れ方法

靴の場合も、基本は財布と同様の手入れ方法になります。財布との違いを挙げるとすれば、靴は外出に伴い汚れが付着しやすい点です。そのため、酷い汚れの場合は、専用のクリーナーなどを使って落とすことが必要になります。

クリームの中に汚れを落とす機能を有しているものもありますが、過度の効果は期待できませんので、汚れが気になる方は専用クリーナーを使った方が無難でしょう。なお、クリームやクリーナーは下手に使うと変色などの可能性もあるので、商品の説明書をよく読み、確認した上で使うようことを推奨します。

準備するもの

  • 専用ブラシ(馬毛など毛が柔らかいもの)
  • クリーナー
  • 柔らかい布
  • 専用クリーム・ワックス

クリーナーで汚れ・カビ取り

出典:COLUMBUS Online Shop

酷い汚れの場合は、クリーナーを使って汚れやカビを落とします。クリーナーは、化粧でいうところの、メイク落としの役割を果たすものですが、革が色落ちしないよう弱酸性タイプを使うことをおススメします。。

クリーム・ワックスで保革

 

革靴の中には、水や汚れからの保護のため、顔料仕上げを施しているものもあります。靴用クリームもそれに合わせたつくりになっていることが多いようです。(靴用クリームを財布用に使用するのは避けた方がよいでしょう。)

磨き

出典:楽天市場

クリーム・ワックスを塗ったら、ブラシや柔らかい布で丁寧に磨きます。毛が立ちあがらせないよう優しく行うようにしましょう。

 

コードバンの手入れの頻度はどれくらいがいいの?

コードバンの手入れ頻度ですが、日々の使用後、柔らかい布などで、その日の埃や汚れを落とすのを日課にしたいところです。これだけでも、物を大事に扱おうという意識も芽生えますし、長持ちの効果が違います。

クリームやワックスを使った栄養補給(保湿)については使用頻度にもよるのですが、2月程度を目安に行うようにすれば十分でしょう。季節の変わり目にも注意し、革の表面がかさついていないかどうかを確認してみましょう。

注意したいのは、クリーム保湿によるメンテナンス頻度は多ければよいというものではありません。革が含有可能な油分の量には限界があり、それを超えるとベタベタしてしまい、逆に使い勝手が悪くなってしまいます。艶感が失われることもあるので常に適量を心掛けましょう。

少しかさついているかなという程度にメンテナンスを行い、クリームの量も少しずつ塗って浸透させていきます。

コードバンを使ったオススメアイテム3選

その質感から人気と価値の高いコードバン。そのコードバンを使ったオススメアイテムを3つご紹介いたします!

高級感溢れる、コードバンを使った財布

毎日使う財布にもコードバンは使われています。

きめ細かな輝きが財布の品をあげるので、値段に関係なく高級感を感じることができます。

中でも、国内ブランドの「CYPLIS(キプリス)」はそのコスパの高さで、たくさんのファンを獲得しています。

使うたびに味が出る、コードバンを使ったランドセル

本革の鞄といえば大人用のバッグを思い浮かべますが、実はお子さん用のランドセルにも革のダイヤモンド、コードバンが使われています。

コードバンのランドセルは、使うたびに味が出るので学年が上がるたびにその変化を楽しめるでしょう。お子さんには少し分からないかも知れませんが、周りのランドセルと比べても上品な使い古し感が出てきます。

また、毎日元気に遊ぶお子さんにも嬉しい点として「耐久性」が挙げられます。

本革の中でも強い強度があるコードバンは、6年間使っても大きな型崩れもなく、綺麗な状態を保つことができます。

さり気ない場所にも高品質、コードバンを使った腕時計

出典:iichi

最後に、コードバンの革を使った腕時計です。

これは、腕時計のベルト部分に使われているのですが、高級時計のベルトをわざわざ変える方もいるほど人気になっています。

特に、ブラウンはその光沢が高級時計の品質をさらに上げてくれるので、チラリと見えた時の品の良さは全く違うものに感じると思います。

こちらも使うたびに革の表情が変わっていくエイジングが楽しめるので、つい毎日同じ時計を使いたくなるような、贅沢な気分にさせてくれるでしょう。

コードバンのお手入れにおすすめのクリーム3選

ミンクオイル(油性クリーム)

出典:楽天市場

ミンクオイルとは、「ミンク」というイタチ科の動物から取れる油脂を原料とするオイルのことをいいます。革製品全般のケアに使用されるだけでなく、スキンケア用品としても使用されています。ミンクオイルは油分の吸収率が高く、優秀な製品です。

一方、ミンクオイルは、諸刃の剣というか、使い方も難しいと言われています。一般的に染み込みやすいので薄い革製品には適していません。財布の場合は、ほんの少しだけ塗るよう注意しましょう。

ラナパー(油性クリーム)

出典:Amazon

ラナパーは、ドイツ生まれのレザーケアワックスで、「汚れ落とし」「保護・ツヤ出し」「撥水効果(水をはじく効果)」「カビを生え防止」が期待できる優れものです。

成分は、ビーズワックス(蜜蝋)・ホホバ油・ワセリン・ラノリンですが、動物性油脂と異なるので、革に負担をかけることなく素材の良さを楽しみたい人におススメです。

レザーローション(乳化性クリーム)

出典:楽天市場

乳化性クリームは、革に必要な水分と栄養分をバランス良く与え、適度なツヤももたらす効果を発揮します。乳化性とは、本来混ざり合わないものを混ぜ合わせる性質のこと。水と油は本来混ざりませんが、乳化性クリームはこれらが混ざり合う性質を持ちます。

レザーローションは、汚れ落としの機能も兼ねているので、クリーナーとクリームを別々に塗る作業が手間な人にはおススメです。

まとめ

今回はコードバンの手入れ方法について紹介しました。決して難しいことではないことがわかっていただけたと思います。「革のダイヤモンド」を丁寧にお手入れして、コードバンのように、仕事もプライベートも輝けるようにしていきたいですね。