【鹿革】ディアスキン 特徴・手入れ方法

革というと牛革のイメージですが、様々な種類があり鹿の革もあります。実は、日本では昔から鹿革が利用されてきました。

この記事では鹿革の特徴や手入れ方法について解説していきます。

【鹿革】ディアスキンとは?

鹿革のディアスキンはメス鹿から作られており、繊維が非常に細かい革です。

なめらかな質感で、強度も兼ね備えている革素材になります。通気性が良く、蒸れにくいため、匂いを防ぐことが魅力です。

最近は財布や手袋、コート、ズボン、帽子などによく用いられています。

【鹿革】ディアスキンの特徴は?デメリットはあるのか?

鹿革であるディアスキンは牛革や羊革などの有名な革素材と比べると、1頭から得られる皮の量が少なくです。

そのため、稀少性が高いことで知られています。ではディアスキンの特徴を見ていきましょう。

優しい手触りで柔軟性が高い

出展:楽天市場

ディアスキンは、レザーのカシミアと言われるほど優しい手触りです。優しいだけでなく、滑らかで柔軟性が高いことも特徴でしょう。

とても繊維が細く、繊細な革なのです。

軽くて耐久性がある

出展:楽天市場

ディアスキンはその軽さも特徴の1つです。また軽いのですが、耐久性にも優れています。

他の革製品と比べて比較的型崩れがしづらく、色褪せしにくい革なのです。

特にディアスキンを使った財布は、丈夫で触り心地が良いことから最近人気になっています。

通気性が抜群

出展:楽天市場

ディアスキンは湿気を吸収する性質と通気性の良く、湿気に強い革です。なので、とても日本の気候に合った最適な革と言えます。

特にディアスキンの手袋は通気性が良いため、蒸れにくく、使いやすい製品になります。

手入れが簡単

ディアスキンは革自体に油分を多く含んでいるため、油分の補給をする必要が無い点から手入れが簡単に済むことも魅力です。

水に濡れてしまった場合も油分が失われることはないため、雨の日でも問題なく使用できます。

デメリットは傷つきやすいこと!

出展:Amazon

ディアスキンには、様々なメリットといえる特徴がありました。

しかし、表面が剥離しやすく傷つきやすい革であることはデメリットと言えるでしょう。特にひっかき傷に弱いので、使用するときには注意が必要になります。

鞄の中などでも、金具などにひっかからないようにするといいですよ。

ディアスキン以外の鹿革は3種類!それぞれの特徴や製造方法

鹿革には、ディアスキン以外にも種類があります。ディアスキンはメス鹿でしたが、どんな鹿の革があるのでしょうか。

1.バックスキン

バックスキンはディアスキンと異なり、オスの鹿皮の表面をサンドペーパーで擦って起毛させたものになります。

現在では同じような手法でヤギ、ヒツジの皮の加工品をもバックスキンに含まれます。

バックスキンは見た目が美しく、しなやかで手触りが良いことが特徴です。鹿革のコートやズボン、帽子などに用いられることが多いですよ。

出展:Creema

最近は本物の鹿の皮から作られたバックスキンは極めて少なくなっています。

牛やヤギのクロムなめし皮の裏面をサンドペーパーで起毛させた「スエード」や牛皮の表面を加工して起毛させた「ヌバック」もバックスキンに含まれていることがあります。

しかし、正確にはオス鹿を使用したものがバックスキンなのです。

2.エルクレザー

エルクレザーは北米や北ユーラシア大陸に生息する大鹿の革になります。

最近は本物のエルクレザーはとても希少です。比較的厚い牛皮をクロムなめしされた革を、手作業やボーディングマシン(革加工する機械)で銀面を揉んだものになります。

現地の北ユーラシアでは食用として狩猟されており、野生の鹿なので体中傷だらけの場合が多いです。

出展:楽天市場

エルクレザーはとても厚く柔らかいので、通常では製品に加工することは難しい素材になります。

しかし出来上がったエルクレザーの商品の手触りはとても良く、カシミヤの素材に近くなります。

鹿革らしく、丈夫で柔軟性が高い特徴はエルクレザーにもありますよ。男性向けの財布などのアイテムとして、使用されることが多いですよ。

3.セーム革

セーム革

出典:Sound Den

セーム革は鱈油で油なめしをした鹿革のことをいいます。シャミ革、シャミーレザーとも呼ばれることがあるようです。

日本国内で出回っているセーム革は、キョンという小型の鹿の革が多いですよ。セーム革は、ディアスキン同様に繊維が細く柔らかい手触りが特徴でしょう。

また革の繊維が引き締められていて、吸水性や保湿性がディアスキンよりも高いです。

普通、革は丸洗いすると乾く際に油分が失われガサガサと固くなってしまいます。しかし、セーム革は濡れても乾く際に油分が失われません。

そのため革としては珍しく洗濯も可能なのです。最近は楽器のホコリ、汚れ落としにもよく使われています。

【鹿革】ディアスキンの手入れ方法

出展:楽天市場

ディアスキンは他の革と違い、あまりお手入れは必要ありません。

それは手入れが頻繁に必要な牛革と異なり、ディアスキンは細胞内に油分をたくさん含んでいるからです。そのため、水に濡れても油分が失われることがありません。

しかし、こまめにお手入れして大切に扱っていきたいと考えている方もいるでしょう。

ここでは、日常的にお手入れする場合の方法や汚れた際の対処について説明していきます。

日常的なお手入れ

出展:楽天市場

あまりお手入れを必要としないディアスキン。

もし、日常的にお手入れをするのなら馬毛ブラシなどで軽くブラッシングする程度で問題ありません。毛先の柔らかいブラシで、ホコリやゴミをとってあげましょう。

ブラシは豚毛や化繊などの硬いブラシは厳禁です。ディアスキンはひっかき傷に弱いので、傷ついてしまう可能性があります。

created by Rinker
Collonil(コロニル)
¥1,760 (2021/12/07 15:47:58時点 Amazon調べ-詳細)

酷い汚れのお手入れ方法

黒ずみや汚れの場合は、柔らかい起毛した布を使用します。汚れを拭き取るように、大きく円を描きながら優しく落とすようにしましょう。

それでも落ちない汚れの時は、起毛素材専用の汚れとりスプレーを吹きかけます。その後で、汚れた部分を軽く叩くようにして取っていきましょう。

最後に馬毛ブラシでブラッシングをして手入れは完了です。

ツヤ出しのお手入れ

出展:Yahoo!JAPANショッピング

ディアスキンは長く使用することでツヤが出てきます。その場合は、さらにツヤを出すのに専用ワックスオイルを使用してもいいでしょう。

1度目立たない場所で問題ないか確認してから、全体に使用するようにするといいですよ。ツヤが出るだけでなく、革を保護する役割もあります。

水洗いするお手入れ

出展:Amazon

鹿革の中でもセーム革は、水洗いを行なっても問題ありません

しかし、頻繁に行ないすぎると色落ちやシミの原因になってしまいます。どうしても水洗いしないといけない場合だけにするといいでしょう。

また、水洗いできるといっても洗濯機は使用しないほうがいいです。型崩れの原因になってしまいます。

手洗いで汚れた箇所のみを優しく洗うようにしていくといいですね。洗い終わったら、軽く絞ってから日光の当たらない平らなところに広げて乾かしましょう

【鹿革】ディアスキンを長期保存する場合の対処法

出展:アスクル

鹿革(ディアスキン)をしばらく使用しない場合は、通気性のいい袋に入れて保管しましょう。不織布や天然素材の袋がいいですね。

バッグの中には丸めた新聞紙などを入れておくと、型崩れしにくくなりますよ。

ビニール袋での保存はおすすめできません。ビニールが張り付き、革の表面が剥がれてしまうことがあります。

また、通気性が悪くなりカビが繁殖しやすくなるなど革を痛める可能性がありますので、止めておくのが無難です。

また上に物を置いてしまうと型崩れやシワになりやすくなります。重ねたりしないようにしましょう。

鹿革のディアスキンは魅力溢れる革

出展:LIUGOO

ディアスキンがどのような革なのか、特徴や魅力をわかっていただけましたね。

いい点が多いディアスキンですが、傷つきやすいのだけが難点です。そこを気をつければ手入れはしやすいので、初心者でも持ちやすい革ですよ。

ぜひ、お気に入りの商品を見つけて使用してみてください。