革のお手入れで光沢・艶を出すためのポイント!注意点も解説

光沢やツヤが魅力の革製品。

しかしながら使っていくうちに光沢や艶は失われていくものです。

正しいお手入れをしないと、傷や汚れが落とせなくなってしまいます。

「日々のお手入れ方法は?」

「革の光沢やツヤは取り戻せる?」

「おすすめのお手入れ道具は?」

今回はこういった疑問にお答えします。

お手入れ方法は、革の種類によっても違います。

革のお手入れ方法、光沢・ツヤを出すためのポイントを注意点を交えながら紹介していきます。

革の種類とお手入れ方法

 

ひとことに「革」といっても種類があり、特徴も違います。

そのため「革」のお手入れ方法は、革の種類・素材によって変わります。

ここではまず、革の種類別の特徴とお手入れ方法を解説していきましょう。

ヌメ革

 

「ヌメ革」とは、植物由来の成分であるタンニンでなめした革を指します。

使っていくうちに革の色が変化し味がでるのがヌメ革。

経年劣化を楽しむことができ、革製品の中でも人気の高い種類です。

ヌメ革の基本的なお手入れ方法はまず「日光浴」です。

ヌメ革を日の光に当てることによって、ヌメ革に含まれる油分がにじみ出ます。その油分が薄い保護膜となり、汚れや水分から守る効果を発揮します。

ヌメ革の製品を購入したら、最初の1ヶ月ほどは日光浴させましょう。

日を浴びた後に出てきた油分を利用して、柔らかい布で乾拭きすると美しいツヤが現れます。

その後の普段のお手入れ方法としては、次の2点。

  • ブラシまたはクロスなどで汚れ落とし
  • 保湿クリームを塗る

シンプルですが、このお手入れをすることで革の状態を保ち、より長く使うことができますよ。

 

ヌメ革の日光浴のやり方やエイジングについては以下の記事から。

ブライドルレザー

 

命を預ける馬具(馬の装備品)作りから発展して開発された革が「ブライドルレザー」です。

しなやかさと耐久性を両立させるため、ロウを重ね塗りした加工が施されています。

それがブルーム(白い粉)となって表面に付着しているのが特徴のひとつ。

このブルームが保湿クリームの役割を果たし、購入から1年くらいは日々の乾拭きオンリーだけでも、染み込んだロウによってツヤが出できます

耐久性に優れているので、ほか革製品よりもお手入れが比較的簡単です。

1年も経過すると、しだいにブルームがでなくなってしまい、革が乾燥してしまいます。

その後のお手入れ方法としては、ヌメ革と同じく「ブラッシング」「保湿クリーム」でお手入れが必要になります。

 

ブライドルレザーに関するさらに詳しい記事はこちら。

爬虫類皮革

出典:楽天市場

 

エキゾチックレザーやレアレザーともいわれている「爬虫類皮」。

ゴージャスな柄は特定の層に人気があり、愛用者が多数いらっしゃいます。

光沢より模様に目が行きがちですが、手入れによって独特な光沢が出て魅力が増すのも魅力のひとつ

具体的なお手入れ方法は、以下の通りです。

 

  1. 購入後、爬虫類皮革専用のメンテナンススプレーをかける。※パイソン柄のようなウロコが動く革には使用できない
  2. スプレー後は、柔らかい布で乾拭きする。
  3. 日常の手入れは、馬毛ブラシを使ったブラッシングのみでOK。

 

爬虫類皮革は他の革製品より扱いが難しいため、値段が高くても品質が保証された保湿クリームがおすすめです。

スプレーと同様に、爬虫類皮革専用を使用してください

汚れが目立ってきた場合は、破損やシミを防ぐために専門のクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。

以下が一部のクリーニング業者さんです。

実績のあるプロの技術で革が生まれ変わります。

コストはかかりますが、満足度や仕上がりはバッチリです。

 

お手入れに必要なおすすめの道具

手入れ道具といっても、種類がたくさんあり何がいいのか迷ってしまいますよね。

実用性を兼ねた、オシャレなお手入れアイテムもあります。

各ブランドのこだわりを見比べながら、自分で使いやすそうなものを選択しましょう。

ここでは革のお手入れでよく使う、基本の5つのアイテムを紹介しまので、参考にしてみてくださいね。

おすすめのお手入れ道具

革のお手入れには欠かせない必須アイテムは以下の5つ。

  • レザーブラシ
  • クロス
  • 革クリーナー
  • 保湿剤
  • 防水スプレー

 

レザーブラシ

レザーブラシは汚れやホコリを取るための、革のお手入れには欠かせないものです。

ブラシには大きくわけて3種類があります。

それぞれ特徴が違うので、用途によって使い分けましょう。

クロス

乾拭きや保湿剤を塗るときなど使う頻度が高いので、日ごろからストックしておくと便利です。

手にすっぽりとはめる、手袋型もあります。

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レザークリーナー

レザークリーナーは、革に付いた汚れを落とす洗剤のことです。

クリーム状になっているものが多いですが、スプレーや消しゴムタイプもあります。

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保湿剤

オイル・クリーム・液状と、形状の種類は豊富です。

色が配合されたものもあります。

防水スプレー

防水スプレーは、お手入れの仕上げに噴霧すると、水や汗(皮脂)汚れから製品を保護してくれます。

特に革は水分に弱いので、防水スプレーをすることでより長持ちできるでしょう。

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革の光沢・艶の出し方

 

出展:Amazon

革の種類別にお手入れ方法を紹介しましたが、ここでは「光沢・艶の出し方」を紹介します。

革製品でよく使われるのが「財布」です。

ヌメ革財布の光沢・艶の出し方について説明します。

手順は次の通り。

  1. 財布の中身を全て取り出す。
  2. 馬毛ブラシで、表面と内面を優しくブラッシングする。
  3. クロスに革クリーナーを付けて軽く拭きながら汚れを落とす。
  4. 新しいクロスに替え、残ったクリーナーと汚れを優しく拭き取る。
  5. 少量の保湿剤を清潔なクロスに取り、革全体に塗っていく。円を描くように広げる。力を入れすぎないように注意。
  6. 山羊毛ブラシでブラッシングし、余分な保湿剤を取り除きつつ磨き上げたら完了。

 

光沢を出すポイントは、汚れをしっかり落とすこと。

そして仕上げに「山羊毛ブラシ」を使うことです。

汚れが蓄積されれば、革が持つツヤは汚れに隠れてしまいます。

山羊毛ブラシはとても柔らかいため、ツヤ出しブラシにも最適です。

そのため銀面(革表面)を整えることに特化しているのです。

他のブラシよりお高めで、使い慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが、ブラシも革同様に育てていきましょう。

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革をお手入れする頻度は?

革製品は、毎日のお手入れがその後のエイジングや美しいツヤにつながります。

そのため、使用したらホコリや汚れなどを柔らかい布で拭いたりブラッシングしてあげましょう。

普段持ち歩く革財布なら、毎日軽く乾拭きするだけでも十分です。

基本的な普段のお手入れ(ブラッシング・保湿ケアなど)は、月に1回程度で問題ありません。

購入したら最初のお手入れを

前述したように、革の種類よっても最初のケアのポイントは違います。

ヌメ革なら、最初に「日光浴」、ブライドルレザーなら「乾拭き」や「ブラッシング」のみで問題ないでしょう。

革製品は総じて水分に弱いため、バッグや革靴であれば、防水スプレーをしておくのも効果的です。

革小物は乾燥を感じたら

毎日持ち歩く財布やキーケースなどは、手で触ることで油が馴染みツヤが出やすい製品です。

使い始めに保湿クリームで保護していれば、日々のお手入れは柔らかい布で拭くだけで十分。

季節の変わり目など、2~3カ月くらいでしっかりとしたお手入れをしてあげましょう。

また、「革に潤いがない」と乾燥を感じたときもお手入れの合図です。

革バッグは2~3カ月

革バッグは、手で触ることの多い持ち手や開け口付近は黒ずんでしまうことがあります。

気になる前にお手入れをすることで、一部分だけ色が違ってくることを防げますよ。

目安は季節の変わり目など2~3カ月くらいです。

定期的なお手入れをすることで、雨などに濡れてもシミになりにくくなります。

手入れをする際の注意点

間違ったお手入れをすると、逆に革を傷めてしまうことになりかねません。

正しいお手入れをすることで、革製品は長持ちします。

革製品特有の手入れの仕方・日々のケアの重要性について、改めて注意を向けてみましょう。

ブラシやクロスを使うとき、力を入れ過ぎない

革のお手入れにありがちなのが、つい力を入れすぎてブラッシングしてしまうことです。

これでは逆に革が傷がついたり、負担がかかってしまいます。

ブラシやクロスを使うときには、どの工程でも力を入れすぎずに優しく行うのが基本です。

保湿剤は塗り過ぎない

保湿剤の塗り過ぎはカビを誘発することがあるため、適量を意識してください。

保湿剤は少量でも良くのびるので、それほど多く使わなくてもいいのです。

少量をクロスなどでのばしてあげましょう。

汚れがついたまま保湿剤を使わない

革製品は手で触ることでツヤが出ると聞いたことがありませんか?

確かに、革製品は使い込むほどに手の脂が丁度良く革に馴染んできます。

しかし、同時に汗や手に付いた汚れも付着することも。

汚れを落とさずそのまま保湿剤でコーティングするのは危険です。

そのまま保湿剤を重ね塗りすると、汚れを閉じ込めてしまい、汚れが落しづらくなる場合があります。

初めは目立たない汚れでも、気が付いた時には「落とせない…」なんてことになりかねません。

また、古いクリームも落とさないと革の通気性が落ちてしまいます。

必ず革クリーナーで汚れを落としてから、保湿のお手入れしましょう。

保管方法にも気をつける

お尻のポケットに財布を入れたり、強い日差しが当たる所に置いていると、型崩れやシミの原因になることも。

せっかくお手入れしているのに、保管方法がおろそかでは革製品を長持ちさせることはできません。

財布は鞄に入れて持ち歩き、保管場所は直射日光をさけて風通しの良い場所を選んでください。

ヌメ革を日光浴させるときも同様、直射日光ではなく室内の窓際で日光浴を行いましょう。

毎日のお手入れはだけでなく、保管方法も大切です。

 

正しい手入れをしてツヤツヤ革を手に入れよう!

出展:Amazon

手入れされたツヤのある革製品は、自分で使っていて気持ちが良くさらに愛着が湧いてくるもの。

正しいお手入れをすることで、光沢や艶を取り戻すことができます。

お手入れの仕方で、どんどん味がでてくるのが革製品の魅力です。

世界にたった1つの、あなただけの「革」に育てましょう。