革製品の手入れの頻度はどれくらい?正しい頻度と方法紹介

毎日手に取って使うことで、色の変化や重厚な艶が出てくるエイジング(経年変化)が楽しめる本革。

きちんとした手入れを行うことで、生涯にわたってエイジングを楽しむ事ができます。今回は革製品の手入れ正しい頻度などについて色々と調べてみました。

エイジングについては、以下の記事をご一読ください。

革製品の分類

革製品は、大きく分けると「合成皮革」と「本革」に分類されます。

どちらが良い悪いという訳ではなく、それぞれの特徴や長所短所を知ることで自分が好む方を選ぶことがポイントです。

合成皮革

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合成皮革とは、人工的に作られた見た目が皮革そっくりの素材を指しています。型押しでクロコダイル(ワニ革)などのエキゾチックレザーを模したものもあります。

合成樹脂で布地をコーティングすることで、撥水性が高く傷や汚れが付きづらくなっています。デメリットとしては、樹脂の劣化が早いので寿命が短い点が挙げられます。

本革の醍醐味であるエイジングは楽しめません。しかし、本革より安価ですし、軽量で手入れがしやすいのでたくさんの商品に取り入れられ、広く普及しています。

本革

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動物の皮を加工する本革の歴史はとても長く、原皮(げんぴ)となる動物はメジャーなもので約13種、さらに鞣し(なめし)方法が約4種、仕上げ加工が10種以上もあるのです。

手間と時間をかけて作られ、しなやかさがあり耐久性も高くなっているので10年以上使い続けることができます。鞣し方法によっては革の成長も楽しめて愛着がわいてきますよ。

馴染んできた時のフィット感や上品なツヤも魅力です。傷に強い・撥水性がある・豊富なオイルなど革によって個性があります。

革製品すべてに共通しているのは、水(汗)に弱いこととデリケートなこと。防水スプレーで保護したり小物であればバッグに収納したりして気を付けましょう。

革製品を手入れしないとどうなる?

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本革の手入れを怠るとどうなってしまうのでしょうか。革製品の革も人間の革と同じで傷んでしまいます。

  • 乾燥することで革が硬く、皺やひび割れが生じる。
  • カサカサになって美しい光沢が失われる
  • 革製品の縫い目や角などがすり減ったりする
  • 水や汗にぬれた個所がシミ、カビとなってしまう
  • 起毛皮革の場合、毛が寝たり抜けたりする
  • 汚れが蓄積して落としづらくなる

人間の肌と同じで、手入れを怠っていると劣化してしまいます。さらに劣化が進むと、専門の修理業者でなければ対応できなくなるかもしれません。

そうなる前に、革の変化に合わせて正しい手入れをすることが大切なのです。

革製品の手入れの頻度は?

革製品の手入れ、どのくらいの頻度で行えばいいでしょうか。まず、手入れは「毎日行うこと」と「定期的に行うこと」に分けられます。

毎日の手入れ

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使い始めたばかりで目立った汚れがなければ、ブラッシング(または柔らかい布で乾拭き)のみで大丈夫です。埃は水分を吸って革へダメージを与えるのでキレイにしましょう。

新品を購入し、使う前に防水スプレーを噴霧するのもおすすめです。防水スプレーは水分だけでなく汚れを付きにくくする効果があり、革の良い状態を保ちやすくなります。

革靴であれば、シューキーパーを入れるとブラッシングがスムーズに。保管場所は風通しの良い日陰がベストです。扉付きの靴箱は通気性が悪くなるのでご注意ください。

定期的な手入れ

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日々持ち歩く財布や手帳、たまに使うバックなどと使う頻度によっても違ってきます。目安は「革が乾燥していると感じた時」です。

  • 触れた時のしっとり感がない。
  • カサカサ、パサパサした見た目。
  • 隅(角)の色が薄くなっている。
  • 細かいシワが無数にある。

これらの兆候があれば、乾燥気味ということ。ただ、乾燥を感じなくても6週間から9週間に一度位、季節の変わり目に手入れを行うといいですね。

革製品の手入れの方法/手順

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エイジングを楽しむためにはどのような方法で手入れをすればいいか、ここで説明しますね。

準備するもの

  • 馬毛ブラシ
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  • クロス(古くなったTシャツでもOK)
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columbus(コロンブス)
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  • 革用クリーナー
  • 革製品用のクリーム(栄養と油分を補給し、乾燥を防ぐ)
  • 防水スプレー
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Collonil(コロニル)
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残量が十分で道具の破損などがなければ手入れを始めましょう。

手入れの方法 / 手順

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革製品は、適切な手入れを行うことで、使うたびに手になじみ、色合いが変わり艶も出てきます。

  1. ブラッシングで埃や汚れ(ごみがたまりやすい縫い目など)を取り去り、ブラシで落とせなかった汚れは布で拭き取る。
  2. 少量の革用クリーナーを布に取り、全体の汚れを落とす。
  3. 乾拭きをして余分なクリーナーを拭き取る
  4. 革専用のクリームを指や布に取り、薄くのばす。
  5. 布で乾拭きをしながら、余分なクリームを取り除く
  6. 風通しの良い日陰で、時間をかけてゆっくりと自然乾燥させる。
  7. 防水スプレーをかけて、乾燥させたら完了。

手入れが終わったら、直射日光が当たらない場所で保管しましょう。

「6週間置きに手入れをしているから」と安心してはいけません。革は水分に弱く、水にぬれてしまった場合、速やかに乾かすようにしないと水シミのもとになります。

すぐに水を吸い取るよう布を押し付けながら取り除き、陰干しで自然乾燥します。乾燥させるときにクリームをなじませるようにつけてもいいですね。

革製品の手入れで注意すること

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大切だからといって手をかけすぎると、逆に革を傷める結果に。例えば、過剰な保革クリームは革を柔らかくして型崩れを起こしたりカビが発生しやすくなったりします

革の魅力のひとつである光沢もなくなり、べたついた見た目で汚れも付きやすくなるのです。伸びが良いクリームがほとんどなので、ごく少量を意識しましょう。

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また、防水スプレーを革製品の近くで噴霧するとシミやムラになる可能性があります。20~30㎝離れた場所から全体にかけるように噴霧してください。

オイルが豊富な革に使う場合は、表面を乾拭きしてオイルを拭き取ってからにします。そのまま噴霧すると、スプレーの成分が浮いてしまいオイルと混じってベタベタに。

もしそうなったら、しっかり乾燥するまで待ち、布でよく乾拭きをすれば大丈夫です。

革製品を正しい頻度で手入れしよう

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毎日使うだけでも、手の油脂がその革製品に染み込み、自分だけの色合い、艶を生み出していくエイジング。

エイジングは毎日使っていれば何もしなくても出てくるものです。しかし適切な手入れをする事で革製品が均一にエイジングされていきます。

お気に入りの本革製品、愛情を持って手入れをして、自分だけの色合い、艶などの表情を楽しんで下さい。