HushTug NOTE レザー レザー製品を自分で染め直しする方法とおすすめの染料

レザー製品を自分で染め直しする方法とおすすめの染料

レザー製品を自分で染め直しする方法とおすすめの染料

2020年07月20日

皆さんは、レザーの染め直しをご存知ですか?DIYの流行により、店頭や通販にも染め直しの商品が豊富に並ぶようになりましたね。

お気に入りだったバッグやジャケットの色が落ちて使わなくなってしまった…という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、色落ちしてしまったレザーは染め直しをすることができるのです。

今回の記事では、レザー用品の「染め直し方法」と「おすすめの染料」について紹介したいと思います。

まずは色落ちの原因から見てみましょう。

なぜレザーの色は落ちるのか?

出典:革研究所

レザー製品は染料や顔料により染められているため、使用しているうちに色落ちや色移りをしてしまいます。

この色落ちや色移りは、革製品の特性上避けることができず仕方のないことです。

それでは、染料・顔料はどのようなタイミングで落ちてしまうのでしょうか?

雨や汗による色落ち

出展:レザーサロン

レザー製品は基本的に水に弱いため、濡れてしまうと色落ちしやすくなってしまいます

また、見落としがちなのが汗による色落ちです。財布やバッグなどは汗が付きにくいですが、衣類などのレザー製品は汗が原因で色落ちしてしまうこともあります。

もし革製品が濡れてしまった際の対処法については、こちらの記事をご参考ください。

日焼けによる色落ち

出展:sot

レザー製品に用いられる革も、もともとは動物の肌ですから、人間の肌と同様に日焼けをします。

この日焼けは、革に含まれるタンニンや油分が酸化してしまうために起こるもので、日焼けした部分は色褪せ、くすみが起こってしまいます。

例えば、革製品のお手入れで乾燥の工程がありますよね。そこで「風通しの良い日陰」と説明があるのは、革の日焼けを防ぐためなのです。

しかし、日焼けにはデメリットだけでなくメリットもあります。ポイントを押さえれば、日焼けはエイジングに良い影響を与えてくれますよ。

擦れなどによる色落ち

出展:革のクリニック

レザー製品は、表面を擦ってしまうとキズが残りやすく、時にはキズだけでなく色が落ちてしまうことも多いです。

財布を落とした、ジャケットを擦った、長年の使用によりバッグの角などが白くなってきてしまった…といったように、直接的に革の表面が擦れてしまった場合に、色落ちや削れが起きてしまいます

革靴については、自分の足に合っていないものを履いていると擦れが起きやすくなります。変な歩き方にならないよう、足の大きさ以外に幅や甲のサイズもしっかり確認しておきましょう。

自宅で染め直しする前に道具の準備!

上記のような理由により、レザー製品は色落ちしてしまうことが少なくありませんが、軽度なものであれば自宅で染め直しの修復をすることも可能です。

レザー製品の染め直しと聞くと難しく感じるかもしれませんが、専用の染料も販売されており、未経験の方でも比較的簡単に染め直しを行うことができます。

まずは、以下の道具を準備しましょう。

出典:染めQ

馬毛ブラシ

革の表面に付着した塵や埃を、ブラッシングにより払い落とします。革製品の美しさを保つために必ず必要なアイテムです。

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染料

布(クロス)にとって塗布するタイプや、スプレーで噴霧するタイプなど、様々な染料がありますが、今回はスプレータイプの染料を使って手順をご紹介します。

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革専用のクリーナー

ブラッシングでは落とせない、表面に残った余計な油分や古いクリームを落とします。

汚れなどが残ったまま染め直しをしてしまうと、仕上がり後に着色した部分が剥がれてしまうことがあるので省かないようにしましょう。

クロス

革専用のクリーナーを塗るときに使います。クロスは店頭や通販で購入可能ですが、使い古しのTシャツやフランネル生地などでも代用できるので、使いやすいもので大丈夫です。

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仕上げ材:艶出しの保護スプレー

染め直しを行った後、艶出しの為に使用します。保護スプレーの効果は光沢のみならず、革を日差しから守り、汚れも付きにくくしてくれます。

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自分で染めてみよう!染め直しで修復するやり方

出典:LEMONGASUI

レザー製品の染め直しには、いくつか種類がありますが、基本的には「染料を再び塗布する」という作業になります。
今回は、扱いやすく人気の”スプレータイプ”の染料についてご説明します。

※染め直しをする際は、換気の良い場所を選んで新聞紙の上で行い、金具などが付いている場合はマスキングテープなどで、革以外の部分に塗料がかからないようにしてください。

1.下準備:革のクレンジング

出展:革修復どっとコム

まず初めにクリーナーを使い、表面に残っている余計な油分と水分を取り除いていきます。いらないタオルなどの布地にクリーナーを少量含ませて全体を研いていきます。

クリーナーを使わないまま染料を塗ってしまうと、汚れを染料で閉じ込めることになるので必ずきれいに落としましょう。

下準備が出来たら、次はいよいよ染料の着色に入っていきます!

2.着色

出展:デザインしない暮らし。

今回使用するスプレーは超微粒子スプレーとなっており、表面に塗布するだけで素材の内部まで塗料が染み込んでいきます。使い方も簡単です。

  1. 素材から10~15cmほど離して全体に均一になるよう、薄く吹きかけていきます。
  2. 全体に薄く噴霧したら、5分ほど時間をおいて再度スプレーしてください。
  3. 3回ほど塗布してみて薄いようでしたらもう一度塗布してみてください。
  4. 風通しの良い日陰で乾燥させます。
  5. 最後に艶出し用のワックスで塗り上げると、より一層綺麗な仕上がりになります。このワックスも、2~3回に分けて薄く吹きかけましょう。

スプレータイプですと少ない工程で仕上げられるのでお勧めです。

吹きかける時のポイントは、手を素早く動かすことです。一か所に染料が付くと色ムラになる可能性があるので、ささっと行いましょう。

おすすめ染料2選

それでは、おすすめの染料を紹介していきたいと思います。

1.染めQ

出典:染めQ

今回説明させて頂いた商品です。超微粒子塗料スプレーという新しいタイプの染料です。

手軽に染め直し出来る点が最大の利点です。

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2.クラフト染料

出典:クラフト社

クラフト社製の有名な染料です。スプレータイプとは異なり、水で薄めて刷毛などで塗布していきます。

ジャケットなどサイズの大きな物を染め直す際は、スプレーよりも量が多いため、おすすめです。

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サフィールカラー補修クリームでの染め直しについて

出展:amazon

サフィールの補修クリームは、絵の具に似たチューブタイプの染料です。

このクリームの利点は、修復可能な範囲が広いことです。色ムラだけでなく、革に付いた傷や色がはげてしまった場所に塗れば補修することができます。

修復前の状態によりますが、小さなものでしたら自然な仕上がりでカバーしてくれますよ。乾燥後の革の柔軟性もほぼ損ないません。

また、スプレータイプとの違いは色の調合ができることです。カラーの種類が非常に多いので、自分の求める色味にかなり近づけられると思います。

レザー染め直しのおすすめ店舗3選

最後に、実際の店舗で染め直しをする際のおすすめを紹介したいと思います。

1.修理工房プラスアップ

出典:プラスアップ

宅配専門の店舗のため、近くに実店舗がない方におすすめです。
取り扱っている製品の幅も広く、家具の染め直しも可能となっています。

公式サイトはこちらから。

2.革研究所

出典:革研究所

関東を中心に店舗を展開しており、こちらもまた幅広い革製品の染め直しを行っています。

公式サイトはこちらから。

3.arte・piel

出典:arte piel

大阪に店舗を構えており、バッグ、靴のクリーニング&修復に特化したお店です。
こちらでは文化財修復技術を応用したカラーリングをしており、美しく仕上げる事が可能です。

公式サイトはこちらから。

レザー製品を染め直して購入したときの風合いを取り戻そう

出展:グラサージュ30

レザー製品には高価な物も多く、思い入れのある品であることが多いのではないでしょうか。

そんな大切なレザー製品を、染め直しという技術を使い、初めて手にしたときのような風合いを取り戻すことで、またそこから何年も使って行くことが出来ると思います。

今回の記事でご紹介した染め直しは自宅でも比較的簡単に出来るやり方ですが、本格的に染め直しをしてもらいたいという方は少し予算はかかってしまいますが、実店舗に持ち込むのも一つの手段です。

レザー製品はデリケートな製品ですが、愛着を持って手入れすれば長く使える製品です。

もしも諦めていたレザーがあれば自宅で染め直してみてはいかがでしょうか?