HushTug NOTE ファッション 革にオリジナル刻印を入れよう!刻印の入れ方や必要な道具を紹介

革にオリジナル刻印を入れよう!刻印の入れ方や必要な道具を紹介

革にオリジナル刻印を入れよう!刻印の入れ方や必要な道具を紹介

2021年01月24日

男性がはじめてみたい憧れの趣味の一つでもあるレザークラフト。

手作りのアイテムは自分の思うままにカスタムでき、友人やパートナー、家族のプレゼントにもぴったりです。

しかし初手からレザークラフトは敷居が高いな、と感じている方も多いはず。

今回は手軽にオリジナルアイテムを作れる方法の一つ、刻印についてご紹介します。

プレゼントに喜ばれる刻印入りアイテム

出典:楽天市場

新生活や特別なプレゼントに人気の高い刻印入りの革小物。

百貨店や専門店ではもちろん、最近ではネット注文で購入時にオプションとして刻印をカスタマイズできるサービスも増えています。

名前や誕生日、好きな言葉などメーカーによって文字数や文字のサイズに制限はありますが、制限ないであれば自由にカスタマイズできる嬉しいサービスですね。

自分のオリジナルのアイテムが作れる刻印サービスですが、デメリットは注文から手元に届くまで約1~4週間と時間がかかってしまい、急ぎのプレゼントには向かないことです。

また、購入後や使用済みの商品だと設計上の問題や革の状態などで刻印サービスが受けられない場合もあります。

「どうしても刻印を入れたい!」という方は、自分で道具を用意すれば5分でオリジナル刻印ができますよ。

既製品のレザーアイテムにも刻印はできる

新生活に合わせて使いたい、プレゼントで渡したい、けど時間がなくて刻印オーダーが間に合わない!というときにはセルフでオリジナル刻印を入れるのもおすすめです。レザークラフトの手法の中では道具が少なく、作業時間も少ないのでクラフトを始めたい人にも敷居が低く始めやすいDIYの一つです。

ただし他のレザークラフトと同様、レザーの特性上刻印は修正ができません

短時間ででき高度な技術がいらない比較的簡単な手法と言っても、ミスした時に修正が効かないので慣れないうちは注意が必要です。

力のかけ方や刻印の位置などをしっかり確認するために、革のハギレで練習して本番のアイテムに挑むことが安全といえます。

また本番のアイテムで作業を始める際も、可能であれば目立たない位置(縫い目の上やポケットの裏側など)で目立ちづらい記号の.(ドット)やアルファベットのI(アイ)などで試し打ちをしてから本打ちするとより成功率がアップしますよ。

自分でオリジナルの刻印しやすいアイテムとは?

リアルレザーのアイテム

まず第一にリアルレザー(本革)であることが必須条件となります。

刻印の仕組みをざっと説明すると、革の繊維同士の結びつきがプレスすることによって圧着することで刻印が長期的に維持しています。

一方でフェイクレザー(合皮)はあくまで布の上にシリコン樹脂などでコーティングされ、革のような質感を作り出している生地の一つです。シリコンの樹脂質にプレスをしても一時的にあとは残るもののすぐに戻るか、ひどければ表面が裂けてしまったり傷になってしまうトラブルにつながります。

平らに置くことができるアイテム

後ほど道具説明の際にも出てきますが、刻印するときは「打ち台」という金属や石材で作られている板を下に引きながら作業をします。

打ち台と刻印が平行に当たることでムラなく綺麗な刻印を打つことができます。

立体感のあるバッグなどは打ちたい面を平らに置きながらの作業が難しいため、力が均等に入らず打ちムラが起きたり、刻印のずれが起きてしまったり、力加減が難しいので刻印の打ちミスをしてしまう可能性が高くなります。

また前述した通り繊維質の結びつきの圧着により刻印がはっきりと出るため、財布や手帳の折り目部分など屈曲しやすい箇所に刻印すると繊維質がほぐれ、刻印がとれやすくなってしまいます。

刻印は平らにして作業ができるアイテムの屈曲などの動きのない箇所にするのをおすすめします。

芯材が入っていないアイテム

皮革製品の多くは裏地に生地や別の革を当てて、革の裏側床面が見えないように作られている製品がほとんどです。

裏地付きで革に柔軟性がなく屈曲しづらい硬さがあるもの、例として手帳の表紙や自立式のビジネスバッグや上図のような画像のベルトのようにふっくらと厚みを持たせているものはプラスチックやカーボン、床革などの芯材が革の間に挟まれておいます。

芯材などの加工前の一枚革に比べると均等に力が入りにくいので綺麗に刻印を打づらく、プラスチックやカーボンに至っては力を入れすぎることで芯材の破損の原因にもなるので初心者向きではありません。

レザークラフトや革加工に慣れ、技術力がつけばそういった芯材の入ったアイテムでも問題なく作業できるようにはなりますが、初めのうちは芯材のないフラットなアイテムや、裏地なしの一枚革のものから初めていくのがセオリーと言ってもいいでしょう。

ヌメ革を使用したアイテム

くっきりと刻印を打ちたいのであれば、ヌメ革を使用したアイテムをおすすめします。

起毛革、いわゆるスエードレザーは刻印はできるものの起毛していることで刻印の跡がわかりづらくぼやけたような印象になり、革全体にシワの加工がされたシボ革は素材のシワ感から刻印が目立ちづらい素材で不向きと言えます。そのほかや洋服や手袋で使われるラムシュリンクレザーなどの柔らかい革も刻印に向いていません。

また、ガラスレザーエナメルレザーは合皮と同じくシリコン樹脂などで革をコーティングしているため、刻印をしても戻りやすく傷が残ってしまうことがあるのでおすすめできません。

植物タンニン(ベジタブルタンニン)なめし製法で作られたヌメ革は加工がしやすく、刻印だけではなくレザークラフトをする際も穴あけやコバ磨きがしやすいためレザークラフト好きに重宝されています。

以前は光沢感や華やかさがなくシミや汚れがつきやすいと嫌厭されていたヌメ革ですが、ナチュラルな印象で経年変化や革の味わいを楽しめることが注目され、近年ヌメ革を使用したアイテムの人気は高くアイテム数も豊富なので選びやすい素材です。

スタッズやバネホック、ファスナーなどの装飾のないアイテム

 

出典:SSENCE

素材自体に問題がなくてもおすすめできないのがスタッズやバネホック、ファスナーをはじめとした金属製の装飾やガラスや石材など壊れやすい装飾のされたアイテムは、刻印を打ち込む際の衝撃で破損してしまったり、打ち込む位置以外にも圧力がかかって革に傷がついてしまう原因になるので避けましょう。

どうしても装飾付きの小物に刻印を打ちたいときは、ハンマーが当たらないように装飾のある箇所から離れた場所かつ、装飾金具が打ち台にかからないように注意してください。

刻印が難しい革にはステンシルもおすすめ

合皮やスエード、シボ革など刻印が難しい素材に文字入れや加工がしたい場合にはステンシルという手法もおすすめです。

刻印と同様に手の出しやすいクラフトの一種で紙やプラ板などをくり抜かれた型を当てながらインクや顔料で刷る方法です。刻印と違い型を簡単に自作することもできるのでデザインに自由度が高いことも魅力です。

また革素材だけではなく、木材や紙などに応用してDIYを楽しむこともできます。

刻印できない素材だった…とがっかりされた方はぜひこの方法を試してみてくださいね。

刻印に必要な道具は最低3つ

刻印

出典:楽天市場

一番大事な道具、刻印です。

国産やインポートものなど、アルファベットだけではなくひらがな/カタカナや数字、記号、絵文字など文字の種類も多く理想のデザインに合わせて選ぶことができます。フォントやサイズも様々なので刻印を入れたい革のアイテムの雰囲気やサイズに合わせた刻印を探してみてくださいね。

手書きの文字やオリジナルのイラスト、自分のブランド名など拘った文字を入れたいという方は刻印自体のオーダーをしてオリジナル刻印を作ることも可能です。

刻印が大きければ大きいほど打ちムラがでやすく力加減が難しいので、初めはハンマーに収まるくらいの内径のものから始めるか、既製品の刻印で練習を重ねてから大きめのオリジナル刻印にチャレンジしてみてください。

以下の記事では刻印のオーダー方法について細かく紹介しているので、さらにワンランク上のレザーアイテムを作りたいという方や趣味のレザークラフトをブランドとして売り出したい方など、気になる方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

ハンマー

出典:amazon

鋼鉄製のヘッドがついたハンマーが手元にあるのならそれで代用しても問題はありませんが、新たにレザークラフト用に購入するならウッドハンマーかゴムヘッドのハンマーがおすすめです。

鋼鉄製のヘッドのものは力が伝わりやすいので、叩きむらがあると綺麗に刻印が入りません。

その点ウッドヘッドやゴムヘッドのものは衝撃を吸収し、叩きむらがでづらいことで均等に刻印を打つことができます。

ポンチを使って大きな穴を打って本格的なバッグ制作や釘などを使う靴作りには不向きではありますが、レザークラフト初心者にはおすすめの道具です。

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打ち台

出典:amazon

刻印や打ち具用におすすめしたい金属製の打ち具です。

革の裁断などに使用されるカッティングボードやビニール板などでも代用は可能ですが、柔軟性があって衝撃を吸収してしまい刻印がでづらく叩きすぎで箇所の革にが切れてしまうトラブルが起こる可能性も…。

金属製の打ち具は安価で、バネホックなどの打ち具のガイドがついている道具もあるので汎用性が高いのもおすすめできる理由の一つです。

刻印を皮切りに、レザークラフトを始めた際にも活用できるものを選ぶと後々作品作りで道具を買い足さずに済みますよ。

刻印を打つ際は窪みのないフラットな面で打つようにしてください。

またビニール板などを使うときと同じ注意になりますが、いずれにせよ叩きすぎは革を傷つける原因になります。打ち台の場合硬い素材なので革を貫通してしまうと刻印自体が潰れてだめになってしまうこともあるので、刻印はハンマー2,3振りで決めるようにしましょう。

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刻印を入れる手順はたった3つ

道具を3つ手に入れたらいよいよ刻印する準備が整いました。刻印を入れる手順もたったの3つ。簡単ですが、一度刻印入れてしまうと元に戻すことができません。

打ちこみミスや文字の並び順に気をつけて慎重に作業していきましょう。

1.刻印を入れる位置を決める

出典:不器用さんのハンドメイド

慣れてきたらフリーハンドでも真っ直ぐに刻印を打つこともできますが、初めのうちは目印をつけておくと安全です。

刻印のサイズに合わせて目打ちや千枚通しなどで目印をつけましょう。

2.刻印を手で軽く押してガイドをつける

出典:不器用さんのハンドメイド

刻印の入れたい位置が決まったら、革を打ち台に乗せてから刻印をスタンプのように革に軽く押し付けて跡をつけるとガイドになり、刻印がずれずに打ち込むことができます。

3.ハンマーで叩く

ガイドに押し付けたまま、ハンマーの面の中心に当たるように2.3回叩きます。

自作のレザークラフト作品に刻印を入れる場合の注意点

ここまで既製品のアイテムへの刻印方法を紹介してきていますが、自作のレザークラフト作品に刻印したい場合一点気をつけていただきたいことがあります。

それは裁断後、縫製する前に刻印を入れること

その理由は裁断しパーツを小さくして平面の縫製前に作業するのが楽で、もし刻印に失敗した場合も新たに裁断するだけで無駄な工数がないからです。

もちろん刻印位置のバランスがわかりづらい場合、成形したあとに刻印を入れても構いません!

失敗もしたくないし、バランスにもこだわりたい、という場合は仮縫いサンプルに刻印位置を書き入れて、一度それをばらして型紙に当て込みそれを書き起こしておくのもおすすめです。

手間はかかりますが、拘って作ったオリジナル刻印入りの手作りアイテムは愛着が湧かないわけありません。

まとめ

レザークラフト作品だけではなく、既製品のアイテムも簡単にオリジナルアイテムにカスタムできる刻印。

お店やメーカーの刻印サービスだけではなく、道具さえあれば簡単に自分でも打つことができます。

趣味のレザークラフトでよりオリジナリティある高度な作品を作りたい方だけではなく、家族や友人、パートナーへのプレゼントにオリジナル刻印を入れてあげたいレザークラフト初心者の方にも手の出しやすい手法です。

刻印入れをマスターして、ワンランク上の革小物を作ってみてくださいね。