革のシボって何?シボの作り方やオススメのブランドを紹介!
革製品に詳しい人が口にする「革のシボ」、漢字で「皺」と書き革の表面を覆う皺の事です。革の表面に作られる縮緬のような膨らみは、革製品に表情を持たせる事が出来ます。今回はこの革のシボに関していろいろと調べてみました。
この記事でわかること
革のシボ・シボ感とは?
革を鞣し、革の表面を磨き財布やバック、手帳や靴など様々な革製品を作ります。革のシボは革をしぼませて、皺を作る加工を行います。使う動物、体の部分によって皺の寄り方や大きさ、そして膨らみ具合が違ってきます。
シボの大きさはそれぞれの革の繊維の密度によって変わってきます。
- 大きく、深いシボ 首や肩、繊維が大きい部位。
- 粒が細かいシボ 背中や腰、肌の肌理が細かい部位、均一にシボができる。
- 大きく、ぶくぶくしたシボ お腹から足にかけての部分、もっとも繊維が緩く肌理も粗い。
シボはその作り方、どの部分の革を使うかによって大きさや深さが違ってきます。革に個性を与え鞄や財布などに表情を与えていきます。
革のシボの作り方
シボは革に加工で皺を寄せて作る事、以前は職人が革を一枚一枚手で革を揉んでシボを作っていました。現在はいくつかの方法があります。
- 空打ち 鞣した革を回転ドラムに入れ、革を撹拌それによって大小、深みがある皺を作る。(鞣しが終わった後に、皺を機械で揉む形に)
- シュリンクレザー 鞣し加工中、液体に革を漬け込む際に、皮を縮める液体を加え革を締める事でシボを作り出す。
- 型押し 付けたいシボの模様を革表面に押し付けて型押しで皺、模様を作り出す。
革に表情を持たせるシボ、その大きさは肌理の細かさ、また深さなどでそれぞれに合った革製品に加工されます。
革のシボを使っているおすすめブランド4選
シボ革を使って様々な革製品を取り扱っているブランドを紹介しますね。
イタリアミラノで1937年に創業されたブランド、最上級のシボ革を使った革製品を取り扱っています。
出典:Amazon.com
イタリアを代表するブランド、COACHも質のいいシボ革を使った商品をたくさん取り扱っています。
日本職人が手間暇かけて、シボ革を使った良いバックを作っています。
シボ革の良さが解る製品ばかりです。試してみてはどうですか。
革のシボの表情の違いを楽しもう
革のシボについて調べてみました。いかがでしたか?革に表情を与えるシボの事わかってもらえましたか?
動物の皮が鞣され革と変わり、表情を与えるためにシボ加工を行います。革の種類、体の部位に寄って皺の撚れ方などが違い、革に個性を与えていきます。バックや財布、時には靴にも使われるシボ革、一つ一つ違う表情を楽しみたいですね。