自分でできる!足に合うサイズに革靴を広げる方法とは?

今は、ネット通販やフリマアプリで靴を買う人も多いですよね。

試着できないので、思ったよりサイズが小さかった方も多いのではないでしょうか。

でも返品するのは面倒ですし、そもそも返品不可の場合も。

せっかく買った靴を、なんとかしたいときに有効なのが、”靴を伸ばして広げる”という方法です。

今回は、キツイ革靴を、足に合う大きさに広げる方法を解説していきます。

自力でなんとかしたい、キツイ靴を履けないままでいるという方は、ぜひこの方法をお試しください。

 

キツイ靴を広げる3つの方法

靴は、専用の道具を使って、意外と簡単に幅を広げることができます。

革靴やパンプスなどで行うのが一般的ですが、同じようにスニーカーの幅を広げることも可能です。

ただしスニーカーは繊維素材なので、伸びても1センチ程度。

基本的に伸びやすい素材は「革靴」、ということを念頭にいれておいてください。

まずは、靴を広げる3つの方法を解説していきます。

 

1.シューストレッチャーで調整する

出展:楽天市場

靴を広げる方法として、最もよく使われているのが、シューストレッチャー(シューズフィッターとも言う)です。

シューストレッチャーとは、靴の形を整えたり、伸ばしたりするための道具。

靴を履いていない間、中に入れておき、ハンドルやネジを回すことで、縦と横に靴を広げることができます

出展:楽天市場

丈の長いブーツには、ハンドル部分が長い「ブーツフィッター」があります。

負荷をかけるやり方で、安すぎる商品はすぐに壊れてしまうため、ご注意ください。

 

シューストレッチャーの素材

出典:Amazon

素材は、プラスチック製と木製の2種類です。

プラスチック製でも問題はありませんが、シューストレッチャーは木製が良いとされています。

木製は、内部の湿気除去と防臭効果があり、靴を清潔に保つことができ、壊れにくいメリットがあります。

急に革を広げると、傷んだりヨレたりする場合があるので、ゆっくり時間をかけて伸ばしましょう。

類似商品で、シューキーパー(シューツリー)がありますが、こちらは靴の型崩れや履きジワを伸ばすもので、用途が違います。

 

2.スプレーまたはクリームを塗る

 

靴を広げる方法の2つ目は、スプレーまたはクリームを使う方法です。

革靴専用のストレッチスプレーや、クリームを靴に塗ることで、革が柔らかくなります。

靴の外側・内側と全体的に、または伸ばしたい部分にピンポイントに塗ってください。

スプレーした靴を部屋履きして広げる方法もありますが、合わないサイズを無理に履くことになるため、おすすめしません。

布や新聞紙をつめて、徐々に靴を伸ばしていくと、足への負担も少なくて済みます。

スプレー・クリームを塗って、詰め物をして放置します。

これを何度か繰り返すことで、足に馴染んでくるでしょう。

ただし、この方法は時間がかかる他、1センチ以上の差があるキツイ靴の場合、スプレーやクリームのみでの対処では限界があります。

あくまでも、ちょっと伸ばしたいという場合に有効です。

詳しい使い方は、後でご説明しますね。

 

3.ドライヤーと厚手の靴下で広げる

安上がりで手軽に革を伸ばしたい場合に使うのが、ドライヤーと厚手の靴下です。

ただし、高温は革にダメージを与えるものでもあります。

ベストな方法とは言えないので、どうしても急ぎで伸ばしたい場合や、合皮でのみ使うようにしましょう。

革を広げる方法は、以下の通りです。

  1. 厚手の靴下を履いて、革靴を履きます。
  2. 革靴に近づけ過ぎないように、広げたい部分にドライヤーの熱を当てて、温めます。
  3. 革が伸びたら、靴は脱がずに、熱が取れるのを待てば完了です。

厚手の靴下がなければ、普通の靴下を重ね履きしても問題ありません。

ドライヤーの熱を当てている間、足を少し動かしながら行うと革が伸びやすくなりますよ。

この方法は簡単に履き心地を変えることができますが、合皮だと劣化が早まります。

本革に行うと、革を傷めたり乾燥トラブルの元になるので、避けたほうがいいでしょう。

やはり、シューストレッチャーなどを使って、時間をかけて広げる方法がおすすめです。

 

合皮を広げるときの注意点

出展:au PAYマーケット

リーズナブルな合皮ですが、実は広げにくい素材でもあります。

本革と違って成分が馴染みにくく、ストレッチスプレーやクリームによる効果は得られないため、使えません。

合皮素材の靴を広げるときは、シューストレッチャーかドライヤーで広げる方法を、お試しください。

 

ダボ付きを選ぼう

出展:Amazon

特定の場所を広げるための、ダボと言われるパーツがあります。

上の画像の、黒いボタンのようなものがダボです。

例えば「小指がキツくて痛い」という場合は、小指があたる部分にダボをつけることで、よりピンポイントに靴を広げることができます。

製品によって、ダボがつけられないタイプもあるので、買う前によく確認してください。

道具は通販で揃えられるので、レビューなどを参考に探してみましょう。

 

革靴を全体的に広げる方法

サイズが小さいと、全体的に圧迫感のある履き心地になること以外に、つま先に違和感を感じやすい特徴があります。

特に、親指と小指は、靴のサイズによっては痛みを伴うことも。

スプレー、ストレッチャー、ダボを併用することで、ピンポイントな部分まで革を広げることができます。

革靴やヒールなど、靴の種類でシューストレッチャーの形も違うので、合うタイプを選んでください。

  1. 革靴を履き、伸ばしたい部分を確認する。
  2. シューストレッチャーのネジを緩(ゆる)め、革靴に入りやすくします。
  3. 先ほど確認した、広げたい部分にダボを取り付けます。
  4. ストレッチスプレーを、革靴全体にかける。
  5. シューストレッチャーを靴の中に入れ、ネジを回してサイズ調整する。
  6. ハンドルを回して調整、革が張ったらその状態のまま2日ほど置いたら完了

革はすぐに広がらないので、1週間くらい様子を見てください

広げ過ぎてブカブカにならないよう、少しキツイくらいの状態で、何度か試し履きをしましょう。

 

革靴を縦に伸ばしたい場合(甲高の人向け)

人の足は個人差があり、親指から小指までが長い幅広、足に厚みがあり高さがある人を甲高(こうだか)と言います。

甲高の人の場合は、革靴そのものを縦に少しずつ伸ばしていきましょう

広げる手順は、さきほど紹介した手順とほぼ同じです。
ただし、靴のサイズを全体的に伸ばしていくことになるので、ストレッチスプレーやクリームは靴全体に塗る必要があります。

甲高を広げる専用のシューストレッチャーもあるので使ってみてもいいかもしれません。

必要な道具と使用方法をご紹介します。

 

必要な道具

必要な道具は以下の3点です。

  • 甲高ストレッチャー
  • タオルまたはキッチンペーパー
  • 革専用のストレッチスプレー

 

甲高専用のストレッチャーがありますが、商品によっては縦にも横にも広げられるタイプもあります。

ストレッチスプレーは必須ではないですが、あれば尚良いです。

 

甲高ストレッチャーを使って縦に広げる方法

出展:Amazon

 

甲高ストレッチャーが後方へすべる場合がありますので、時々様子を確認してください。

手順は以下の通りです。

  1. 革を伸ばしたい所にストレッチスプレーを噴霧します。靴ひもがある場合は、緩めてください。
  2. 甲高ストレッチャーを革靴の中に入れ、ハンドルをゆっくりと右回転させて甲部分を広げていきます。
  3. 靴表面の革が張ったら回転を止めます。必要に応じて隙間に詰め物を入れて調整します。
  4. その状態で丸一日以上、甲高ストレッチャーを入れたまま放置します。
  5. 24時間後、回転ハンドルを左へ回しきってからそっと取り出して完了です。

 

隙間に入れる詰め物は丸めた新聞紙でもかまいませんが、インク汚れがつくリスクがあるので使用するさいは気を付けてください

キッチンペーパーがあれば、くるむと良いですよ。

また、一回で大きく伸ばしすぎると逆にブカブカになってしまう恐れもあるため、少しずつ調整しましょう。

革靴の幅を広げるにの比べて、縦に広げるのは限界があります。
あまりにも縦の幅がキツすぎる場合は、靴の修理屋さんに持っていくと良いでしょう。

 

革靴を広げるメリット・デメリット

自力で手軽に靴を伸ばせる方法は便利ですが、もちろんデメリットもあります。

メリット・デメリットを踏まえた上で試してみてくださいね。

 

革靴を広げるメリット

 

自力で革靴を広げることは、以下のようなメリットがあります。

  • つま先などの足の痛みが無くなる、または軽減する
  • 履き心地が良くなる
  • 革靴の履きジワが伸ばせる
  • 自分の足の特徴が分かるので、靴選びがしやすくなる
  • 木製シューストレッチャーの使用で革靴のカビ予防になる
  • あまり費用をかけずに自分で調整できる

 

自分の手で調整することで愛着が増し、定期的なケアも意識するようになるかもしれません。

また費用もそこまでかからず、自宅で手軽にできるのもメリットです。

 

革靴を広げるデメリット

 

自力で靴を広げるデメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

  • 一度広げると元に戻すのは難しい。
  • 革を傷めてしまう可能性がある。
  • 靴に負担がかかる。

一度伸ばしてしまった革は、もとに戻すのが困難です。

誤って伸ばしすぎてしまった場合は、逆にサイズが合わなくなってしまうこともあります。

そのため、少しずつ調整をしながら伸ばしましょう。

また、大前提として「靴を広げる」ということは、靴に負担がかかる行為です。

最も重要なのは、靴選びの際に自分に合ったサイズの靴を選ぶこと。

「靴を広げる」のは、あくまで応急処置というのを頭にいれておきましょう。

 

修理に出すという選択

「なるべく自分でサイズを調整したいけど、失敗したらどうしよう」

こういった不安がある方もいるかもしれません。

特にお気に入りの靴、ちょっとお高い靴の場合、間違って靴を台無しにしたくはないはずです。

そういった場合は、プロに依頼するというのも1つの手です。

つまり「靴を修理に出す」ということ。費用はかかりますが、失敗しない最も安全な方法です。

革のトラブル対処や靴のサイズ調整に手間をかけたくない、失敗したくないという方は、靴の修理を行っている店に持ってくことをおすすめします。

 

革靴を伸ばせるおすすめ店舗&サイト3選

ここで、何件か靴のサイズ調整をしてくれる店舗を紹介します。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.MISTER MINIT(ミスターミニット)

出典:ミスターミニット

全国規模で展開している靴の修理屋さんです。

他のサービスでは靴磨き・汚れや色のケアも行っています。

革製品のみならず、生活に身近な合鍵やスマホ修理なども依頼できますよ。

ミスターミニットの公式サイトはこちらから。

 

2.Mr.Quickman(ミスタークイックマン)

出典:ミスタークイックマン

大阪を中心に展開している靴の修理屋さんです。

お客様への配慮で、スピーディーな作業時間・細かな希望にも応える・確かな技術などの理念を共有しています。

ミスタークイックマンの公式サイトはこちらから。

 

3.夢工房

出典:夢工房

関東を中心に展開している靴の修理屋さん。

専門知識を持った職人が、専門の機材を使ってサイズを合わせてくれます。

夢工房の公式サイトはこちらから。

 

合うサイズに革靴を広げてストレスフリーに

足に合わない靴を履いていると、靴ずれ・外反母趾などの原因になります。

立ち仕事が辛い、足がむくみやすい、疲れやすい・・・そんな方は靴のサイズが合っていないかも。

今回紹介した靴の伸ばし方で、サイズを調整するもよし、プロに頼むのもよしです。

サイズが合わないからと諦めていた方や、キツイ靴を無理に履いていた方は、ぜひ参考にしてみてください。