色落ちヌバックの補色に必要なグッズを紹介!手入れ・補色で新品同様に!

ヌバックとは、革の銀面(表面)を、ヤスリやサンドペーパーで磨いて、細かく毛羽立たせたものです。

使っているうちに味わいの出る革ですが、きちんと手入れをしないと、色があせてしまう場合があります。

この記事では、ヌバックを補色する方法・必要な道具などをご紹介します。

 

ヌバックに起こりやすいトラブル

ヌバックは、その手触り・見た目から、温かみを感じる革です。

きちんと手入れをしないと、以下のようなトラブルの原因になります。

  1. 全体的な汚れ:毛に汚れが付きやすい。
  2. 色あせ:汚れがたまって色が違って見える、日焼けなど。
  3. カビ:毛が湿気を吸いやすい。

「革は手入れするのが難しい」という、イメージを持つ人も多いですよね。

でも、道具や方法を確認すれば、意外にも手入れの方法は簡単です。

こまめに手入れすれば、トラブルを防ぐこともでき、味のある変化を楽しめるようになります。

 

薄い色のヌバックは直すのが難しい

出展:ミラグロ

ヌバックのジャケットやスニーカー、パンプス、ブーツ、鞄など、基本的に手入れ方法は同じです。

ただし、薄い色であればあるほど、補色がやりにくく、元の色に戻すことは難しいです。

洗浄力の強いクリーナーは、ヌバック自体の色・栄養も落としてしまうかもしれません。

汚れの種類や、補色に合う色などを考えて、手入れ道具を選ぶことが大切です。

 

ヌバックの手入れに必要な道具

出展:楽天市場

まず、手入れ道具の準備から始めましょう。

ヌバックような毛羽立たせた革は、スムース革(表面が凸凹していない)と特徴が違うので、道具も少し違います。

 

馬毛ブラシ

出展:マガシーク

表面に付いた、ホコリやチリを落とします。

汚れを取りたいからと強くこすると、毛が傷んだり抜けたりしてしまいます。

力を抜いて、優しくブラッシングしてくださいね。

 

ヌバック用のブラシ3つ

ヌバックに使えるブラシを、3つご紹介します。

 

スプラッシュブラシ

出展:楽天市場

馬毛ブラシで取り切れない、汚れを取るブラシです。

このスプラッシュブラシは、高密度で柔らかいゴムが使われています。

ヌバックの表面だけでなく、毛の間に入り込んだ汚れを、優しく落とすことができます。

 

クレープブラシ

出展:楽天市場

持ち手が付いたゴムブラシです。

ゴムがクレープ状なので、クレープブラシとも呼ばれています。

効果はスプラッシュブラシと同じで、ゴムに汚れが引っ掛かり、ガシガシ取れます。

汚れはゴムにたまるため、こまめに取って捨てましょう。

 

ステンレスブラシ

出展:楽天市場

こちらはステンレス製のブラシです。

スエードブラシと書いてありますが、毛羽立たせた革に使えるので、ヌバックもOK。

ホコリや汚れを落とすだけで無く、ブラッシングにより、寝てしまった毛を起こすことができます。

 

ヌバック用ブラシの使い分け

ヌバックのブラシは、「汚れを落とす」ことと「毛並みを整える」ことに使います。

これができれば、どのブラシを使うかは自由です。

例えば、クレープブラシ。

古くなってくると、ゴムが硬くなってゴミが取りにくくなります。

でも、捨てるのではなく、その硬さを利用して、毛並みを整えるのに使う人もいます。

毛の硬さで言えば、豚毛ブラシも硬めなので、同じ理由で使う人がいますね。

ステンレスブラシは毛が硬めなので、力の入れ方によっては、ヌバックの毛を抜いてしまうことがあります。

他のブラシでは取れない、「こびりついた汚れがあるときだけ使う」という人も。

とりあえず安さを求めるなら、それぞれが一体型になったブラシもありますよ。

出展:楽天市場

良い革をキープできるように、いろいろなブラシを試してみてくださいね。

 

防水(撥水)・栄養補給用スプレー

出展:Amazon

起毛を守るために必要なのが、防水スプレーです。

スプレーはムラができやすいため、手入れを繰り返して慣れるようにします。

ご紹介したコロニルの商品は、防水以外に、ヌバックに栄養を与えるという効果もあります。

毛に栄養を与えることで、劣化を防ぐことができ、ヌバック表面のツヤ感をキープすることができます

色落ちを予防したいなら、無色のローションやスプレーを使いましょう。

 

ヌバック用の補色剤

ヌバックに色を入れる方法は、スプレータイプ・ミストタイプ・スポンジタイプに分かれます。

 

スプレータイプ

出展:楽天市場

先ほど紹介した無色のものと同じく、防水(撥水)・栄養補給の効果があります。

コロニルのヌバック+ベロアスプレーの補色は、黒・茶・濃い茶の3色です。

同じ効果があるサフィールのスプレーは、コロニルに比べて、補色できる色の種類が多いのが魅力です。

出展:楽天市場

全17色から選べるので、持っているヌバックに合った色をチョイスできます。

色を付けたくない部分には、新聞紙やマスキングテープを使います。

 

ミストタイプ

出展:楽天市場

ミストの広がりが抑えられているため、部分的な補色にも使えます。

液体の色は無色で、しっかり補色するというより、やや色が落ちたくらいに使う方が良さそうです。

全体の補色でもOKですが、量が少なめなので、財布や靴など、大きくない革製品の方が向いています。

 

スポンジタイプ

出展:Amazon

スタンプを押すように塗っていく方法です。

塗る範囲が狭いので、ピンポイントに補色ができます。

スプレーやミストと違って、色を付けたくない所にマスキングテープを貼る必要もありません。

毛に色がしっかり染み込み、自然な仕上がりになりますよ。

出展:Yahoo!JAPANショッピング

コロニルの「ヌバック+テキスタイルボトル」は、革に栄養・色を入れる以外に、防水効果も与えます。

”フッ化(か)炭素樹脂(たんそじゅし)”という成分が、スポンジが押されるたびに、毛の一本一本にくっつきます。

空気の通り道を保つことができます。

 

ヌバックのスターターセット

出展:楽天市場

基本的な手入れ道具が、セットになっている商品です。

このようなセット売りは、数多い専用のブラシやスプレーを選ぶ手間がかかりません。

手入れに慣れてきたら、道具を増やしたり変えたりすると良いですよ。

 

不織布(ふしょくふ)の袋

出展:Amazon

ホコリはカビのエサになるので、袋に入れますが、ビニール袋はダメです。

空気の流れが悪くて、ジメジメしやすいので、あっという間にカビが生えてしまいます。

空気の通り道ができる、不織布の袋を使いましょう。

 

乾燥剤

出展:Amazon

靴箱などにしまう場合、もし乾燥剤を使うなら、必ずシリカゲル系を選んでください

酸化(塩化)カルシウム系などは、革の変色などを起こすかもしれないので、相性が悪いです。

革に触れないように、乾燥剤自体も”不織布”の袋に入れます。

空のお茶パックが丁度いいサイズです。

  1. 手入れし終わったヌバックを、不織布の袋に入れます。
  2. 乾燥剤を空のお茶パックに入れ、ヌバックの袋に一緒に入れます。
  3. 風通しの良い場所で保管します。

出展:カインズ

空のお茶パックは、靴のニオイを取る防臭袋にも使えます。

以下の記事に詳しく書いてあるので、興味のある方は読んでみてくださいね。

 

ヌバックの補色・手入れの方法

道具の準備ができたところで、スプレーの補色や手入れの方法を確認しましょう。

順番に1つずつ進めれば、簡単に補色・手入れができます。

 

スプレーで補色する方法

出展:Amazon

スプレーを使う時には、色ムラができないように気を付けましょう。

コツとしては、ヌバックから少し離した所(30㎝くらい)から、振りながらスプレーすると上手くいきますよ

  1. 馬毛ブラシでブラッシングする。
  2. プラッシュブラシ(またはクレープブラシ)でこすって、汚れを落とす。
  3. 新聞紙を敷き、色を付けたくない部分にマスキングテープを貼る。
  4. 全体に補色スプレーをかける。
  5. 乾くまで、風通しの良い日陰に置く。
  6. 色ムラが直せたか確認し、OKなら防水スプレーを全体にかける。
  7. 乾くまで、風通しの良い日陰に置く。
  8. 仕上げのブラッシングで、毛並みを整える。
  9. 保管する場合は、不織布の袋に入れたり、湿気の少ない場所に置く。

ミストタイプとスポンジタイプでも、やり方はほとんど同じです。

基本的には、ブラッシング→汚れを落とす→色を入れる→乾燥させる、の順で進めます。

ミストもスポンジも、塗った色が湿っているうちに、ブラッシングして馴染ませることがポイントです。

色ムラを目立たなくするために、少し濃い色で、全体を塗り直す方法もあります。

その場合は、思い切って丸洗いしてみてはいかがでしょうか。

正しい方法で洗えば、毛が生まれ変わったようにキレイになりますよ。

こちらの記事は「スエード」となっていますが、ヌバックでも大丈夫です。

 

ヌバックを補色するときの注意点

出展:楽天市場

まず目立たない場所で、試し塗りをします。

塗ったばかりと乾いた後の色は変わるので、乾くまで待ってから、色のバランスを見てみましょう。

あと、ブラシは補色した色が付くので、黒や茶色など色が混ざらないよう、それぞれのブラシを用意してください。

出展:Amazon

防水スプレーですが、成分を吸うと、息がしづらくなったり、肺炎になったりする場合があります。

革を持っている人で、この手の事故は少なくありません。

スプレーを使うときは、十分に換気された場所で使ってください

外だとしても、風下にいて吸ってしまうこともあります。くれぐれもご注意を!

 

色落ちを防ぐ!普段のヌバックの手入れ

出展:Amazon

色落ちしていないヌバックは、補色する必要がありません。

色ムラができないように、無色のスプレーで十分です。

  1. 馬毛ブラシでブラッシングする。
  2. プラッシュブラシ(クレープブラシでもOK)でこすって、汚れを落とす。
  3. 防水スプレーを、振りながら噴射する。
  4. 乾くまで、風通しの良い日陰に置く。
  5. 仕上げのブラッシングで毛並みを整える。
  6. 保管する場合は、不織布の袋に入れたり、湿気の少ない場所に置く。

毎日の手入れは、ブラッシングだけで大丈夫です。

靴を手入れするときは、最初にシューキーパーを入れておくとやりやすいですよ。

 

お手入れをしてヌバックの経年変化(エイジング)を楽しむ

出展:Amazon

ヌバックも、使うたびに革の色ツヤが変わっていく「エイジング」が楽しめます!

写真は、”オイルドヌバック”という質の良い革で、丁寧に鞣(なめ)して作られています。

すぐには実感できないので、数か月~1年くらいかけて、エイジングをじっくり楽しむのが◎。

定期的なお手入れで、このような革の変化を楽しむことができます。

 

ヌバックに補色をして新品のような見た目に!

出展:au PAYマーケット

ヌバックの手入れは、道具とやり方が分かれば、とても簡単です。

時間がないなら、ブラッシングだけでも、ある程度の汚れは落とせます。

補色がしたいときには、専用のスプレーを使うことで、新品のような鮮やかな色やツヤを取り戻すことができます。

毎週とは言わずとも、月に1度ぐらいは手入れをして、きれいなヌバックを保ちたいですね。