HushTug NOTE カルチャー ファッション最先端。パリの人が考える「本当のおしゃれ」の定義

ファッション最先端。パリの人が考える「本当のおしゃれ」の定義

ファッション最先端。パリの人が考える「本当のおしゃれ」の定義

2020年12月03日

ファッション最先端の呼び声高いフランスはパリ。世界中からおしゃれな人が集まり、最新の流行もここパリから全世界に発信される。街並みも洗練されており、無駄を排除したシンプル且つエレガントなパリは世界中から憧れの的として見られている。

そんなパリに暮らす人はどれほどまでにおしゃれなのか?ファッションに興味のある人は一度は疑問に思うであろう。そこで今回はパリに暮らす日本人の意見を元に、パリジェンヌ・パリジャンが提唱する、「本当のおしゃれ」の定義を述べる。

 

自分らしく。これが本当のおしゃれ

先に結論を述べるとこうである。自分が生きたいように人生を生きる、ということがパリでは最重要とされている。人からどう思われるか?だけを意識しながら生きるのは窮屈で楽しくないし、何よりダサい。パリではそう思われているのだ。

日本人は流行を追って「他の人がこうしてるから自分もこう」のように、周りと自分をなるべく同化させて生きている人も少なくない。「周りに置いていかれたくない」と言わんばかりに自分自身の色を消して生きている。周りにバカにされないようにと、ブランド物に身を包む人も街中で見かける。

しかし、パリではそのような生き方はよくないとされている。
良い意味で人に干渉せず、自分も人にどう思われるかではなく、自分がどうしたいのか?という考えを第一にしている。その考えもあり、パリの街中を見渡すと、自由に楽しそうに人生を生きている人を多く見かける。別に日本人が不幸と言いたいわけではないが、パリの人は人生の楽しみ方が上手い と感じる。

また、パリの人はブランド物で全身を固めるようなことはしない。自分自身を良く見せようと伺えたり、全身をガチガチに固めていかにも「おしゃれ、頑張ってます!」といったファッションはダサいとされ、田舎者だと勘違いされる。また、家計の管理能力がない人なの?と不安に思われることもあるようだ。

パリでは適当にまとめた髪に少しよれたようなTシャツに少し色あせたデニム、くらいの飾らないファッションが言質ではなぜかcoolに見える。その中にちょっとしたアクセントで自分らしさ・個性を出していて自分自身を無理なく表現し、人生を自由にのびのび生きている人が最もカッコいいとされる。

流行や周りに流されずに自分らしさを出し、自分の人生を生きたいように自由に生きようというのがパリの人の考えである。街中を見渡しても流行モノに身を包み、いかにもファッション雑誌の真似をしています、といった人はほとんどいない。皆が自分の個性を活かし、自分が着たいと思うものを着ているのだ。

根底としてパリの人は外見よりも内面に溢れる余裕・自信を持っているほうが大事、と思われているのだ。そう考えるとおしゃれとはいかにも難しい。私も自分のファッションを見直し、これではパリの田舎者だなと反省中である。

しかしガチガチのファッションを好まないパリの人も、おしゃれに気を遣わないわけではない。むしろ日本人と同じくらいおしゃれには気を遣っている。それをどう表現するか、ということが違うのである。

では具体的にパリで人気のファッションスタイルはどのようなものなのか。長年、パリのファッション業界を牽引するジェーン・バーキンを参考に解説していく。

 

 

ファッションを意識しないジェーン・バーキンがおしゃれだと憧れるパリ

 

 

「ベーシックな服にアクセントを少しプラス」を具現化し、エルメスバッグの大人気シリーズ、バーキンの名前にも採用されたジェーン・バーキンの若き頃の写真が左である。

シンプルなTシャツにリメイクを施したようなブルージーンズ、そして真っ赤なハイヒール。シンプルな中に自分らしさを演出したファッションである。白Tシャツとかごバッグはもはやジェーン・バーキンの鉄板コーディネートだ。

本人は「ファッションを意識していないから、私のことをおしゃれと思ってくれたり特集を組まれたりするのは不思議な感じがする」と、なんとも勝者の貫禄あふるるコメントを残してくれている。ジェーン様、いとをかし。。

ジェーン・バーキンを象徴とするパリのファッションを「フレンチシック」と呼ぶ。

 

 

 

フレンチシックとは?

「フランスっぽい粋な、上品な、洗練された」という意味で定番のシンプルなアイテムも少しのアレンジや組み合わせで、カッコよく背伸びしないスタイルの着こなしのことである。

 

パリの人は基本的に服をたくさん持たない。クローゼットに入ってる服が10着以下という人も多くいる。基本的に服にそんなにお金を使うべきではなく、もっと自分の人生を楽しめるものにお金を使うべきだと考えられているのだ。

 

そんなに服が少ないとおしゃれを楽しめないのでは?と感じる人もいるが、彼らはそれらの組み合わせを上手く楽しんでいる。そのため、トレンチコートや革ブルゾンのシンプルで長く着るものにはそれなりのお金を掛け、流行りモノはZARAなどのファストファッションで安く買って、アクセントとしてコーディネートにプラスしておしゃれを楽しんでいる。

 

 

パリで人気のおしゃれスタイル

 

パリで人気のおしゃれスタイルを紹介しよう。これから紹介するものは男女ともに参考になる「4つのルール」である。是非、今日からパリジェンヌ・パリジャンを味わってほしい。

 

1. 全体の色は3色に抑える

色はたくさん使えば使うほど、カジュアルで幼い印象になる。パリの人がなぜか大人っぽくcoolに見えるのは色の種類を抑えていることも要因の1つだ。自分の好きな色をひとつ決めたら、それを主役にしてモノトーンや合わせやすい色で脇を固めよう。
合わせやすい色は以下のとおりである。

ブラック,ホワイト,グレー,ネイビー

 

基本的にモノトーンはどの色とも合わせやすいのでお金を掛けてでも上質なものを持っておきたいところ。

 

2. 長袖ボーダーシャツ

フレンチファッションの代名詞といえば、この長袖ボーダーシャツである。全体的に無地でまとめれば、シンプルにはなるが人によってはどこか寂しさが残るもの。そんな時はボーダーシャツという柄物を取り入れよう。一手間アクセントが入ったシャツであれば、個性も出せてなお良しである。

 

3. スキニージーンズ

日本でも流行となりつつあるが、脚を細く見せてコーデをギュッと引き締められるスキニージーンズはパリでも人気である。下半身を細くすることにより、上半身が太くなろうが細くなろうが全体のコーデが上手くまとまるので非常におすすめである。私も一度スキニージーンズにはまって以来、元の太さのパンツに戻れないほどの中毒性を発生させている。

特に、膝から足首にテーパード(キュッと細くなっているもの)は脚が更に細く見えるのでおすすめである。

 

4. 身の丈にあったものを持つ

この4つの中で最も大事なことである。パリジェンヌ・パリジャンは決して背伸びすることなく、自分が無理なく着れるモノをカッコよく着こなす。背伸びしてブランド物を身に着けて洋服に着られていることはない。あくまで主役は自分という着こなしをしている。

 

まとめ

いかがだろうか。まとめるとパリの人は自分に似合うものを無理なくシンプルに着こなし、決して背伸びをせずに服に着られることはしない。そして周りの反応や視線にとらわれず、自分の人生を楽しく生きている。

そんな粋であり、おしゃれなパリの生き方・スタイルをあなたも取り入れてはいかがだろうか。視野が広がり自由に楽しく生きられる最高の人生を送れるに違いない。