【豚革】ピッグスキン 特徴・手入れ方法

同じ革といっても、使われる皮によって特徴は違います。

豚の皮から作られた”革”は、豚革(ピッグスキン)と呼ばれます。

この記事では、豚革の特徴や手入れ方法について紹介していきます。

【豚革】ピッグスキンとは?ポイントを紹介

豚
ピッグスキンは日本で多く作られており、この革に限っては、他の国に頼らなくても国内で生産できている革です。

少し前までは価値の低い革でしたが、最近はファッション性や使いやすさなどで、価値が上がっています。

日本製の豚革は評価が高く、日本が誇る革として知られており、海外で販売もされています

出展:Amazon

ジャケットやコート、手袋や帽子、靴、小物に限らず、旅行用のトランクなどにも使用されています。

特にヨーロッパでは、カバンの素材として「一番合うもの」だと考えらているんです。

エルメス、グッチといった高級ファッションブランドの革製品には、昔から豚革が使用されていますよ。

【豚革】ピッグスキンの特徴

使われる部分により、革の質に大きな違いがあります。

まずは、メリットから見てみましょう。

通気性が良く耐久性がある

出展:NAOLLY

3つの毛穴が開いて通っているため、通気性がとても良いです。

そのため、革で悩みがちなカビも生えにくいのです。

また、丈夫な面もあり、こすったくらいでは傷が付きにくくなっています

しかし、この3つの毛穴が気になる方もいるため、好みが別れます。

この毛穴を見れば、豚革とすぐに分かりますよね。

昔、「豚革はランクが低い」と言われていた理由はそこだったようです。

薄くて軽い

出展:Creema

革の中で一番使われている「牛革」と比べると、ピッグスキンは薄くて軽いです。

普段持ち歩くものだったら、デザインの好み以外に使いやすいかどうかも大切。

使い勝手の良さで選ぶなら、豚革がピッタリです。

お手入れが簡単

出展:土屋鞄製造所

水や汚れが付いても、すぐに柔らかい布で拭けば落とせる場合が多いです

革によっては、水をスポンジのように吸収するものもありますので、シミや色むらを防げるのは嬉しいですよね。

財布やバッグなど、手に触れる商品は黒ずみ汚れに気を付けましょう。

汚れていないようでも、少しずつ手垢・汗が革に移っていきます。

さまざまな加工ができる

出展:レザークラフト材料専門店ぱれっと

最近は丈夫さにおいて、いろいろな分野に多く使用され始めています。

硬い革もできますし、柔らかく加工したり、半透明にしたりと、デザイン性の高い商品を作ることができます。

豚革のデメリットは、育ち方や豚の性格によって、皮に傷が多くなるという点です。

加工前に付いた傷は直すことができません。

それが本革の証であり、味でもあるので、それを含めて楽しみたいですね。

【豚革】ピッグスキンは2種類!それぞれの特徴や製造方法

豚革には、2つの種類があるんです。

それぞれの特徴や、製造方法について紹介していきます。

1.ピッグスエード

出展:Creema

革の表面を「銀面(ぎんめん)」、裏面を「床面(とこめん)」と言います。

ピッグスエードはクロムなめしで加工され、床面を紙やすりでこすり毛羽立たせた革のことです。

毛羽立たせるのは3本1組のそろった毛穴なので、豚革ならではの毛穴が目立たなくなっています。

牛革のスエードよりも、豚革の毛穴模様が見えづらくなるので、高級感があり手触りも心地いいです。

人気のある革ですよ。

2.アメ豚

出典:LEATHER WORKS

質の良い豚革の銀面を丁寧にすり取り、タンニンなめしをして、ツヤのある美しいアメ色にした革のことです。

とても手の込んだ製法で、豚の白い革に亜麻仁油(あまにゆ)を塗った後、石でこすって作られます。

昔はその方法で作られていました。

今は、タンニンなめしの豚革に色付けして、グレージングでアメ色に仕上げていることがほとんどですよ。

グレージングとは、上品なツヤを出すための加工方法です。

ワックスをたくさん塗ってから、ガラスのローラーでこすることで、ツルツルした光沢のある革になります。

出展:Facebook 有限会社松本皮革製造所

上の画像は、ヌメ革のグレージングをしているものです。

ローラーがかけられた部分は、光が反射するくらいツヤツヤしていますよね。

高級牛革であるカーフスキンよりも、高級な革として扱われるアメ豚もあるほどです。

グレージング仕上げされた革は、「銀付き革」のひとつになります。

【豚革】ピッグスキンの手入れ方法

出展:楽天市場

毎日の手入れは、柔らかい布で乾拭きをするか、馬毛ブラシでブラッシングのどちらかだけで大丈夫です。

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革にハリやツヤがなくなってきたら、クリームを使った手入れをしましょう。

布は1枚だと足りないかもしれないので、何枚か準備しておきます。

  1. 馬毛ブラシでブラッシングをする。
  2. クリーナーを布に少しとって、汚れを拭き取る。
  3. 乾拭きをして、余分なクリーナーを拭き取る。
  4. 革用クリームを布に少しとって、豚革に塗り広げる。
  5. 乾拭きをして、余分な革用クリームを拭き取ったら完了。

ツヤを出したいなら、最後の乾拭きで磨き上げをやるとピカピカになります。

手入れ道具の選び方

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クリーナーは、汚れを落とす強さで種類が分かれます。

時々の手入れを忘れなければ、革に刺激の少ないクリーナーで十分です。

上の商品は、革へのダメージは少ないのに、汚れ落ちが良いと評判のクリーナーです。

次に、革用のクリームについて。初心者であればデリケートクリームがおすすめです。

ツヤ出し効果はありませんが、ほぼ全ての革製品に使うことができるので安心ですよ。

豚革の手入れの注意点

そもそも革は、水と熱に弱い特徴があり、豚革も同じことが言えます。

そのため、水拭きをしない・ドライヤーや直射日光で乾かさないことを徹底しましょう。

雨などで濡れてしまった場合は、濡れた所を乾いた布で拭き取り、すぐに風通しの良い日陰で乾燥させます。

また、ピッグスエードの手入れはスプレーを使ってください。

クリームを塗ると、毛がベタついて寝てしまうからです。

丈夫で高級感がある豚革を楽しもう!

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今回は、豚革の特徴や手入れ方法をご紹介しました。

高級感のある豚革は、見た目だけでなく、丈夫さ・手入れが簡単な点でも人気となっている革です。

ピッグスエードなら、優しい手触りが癖になってしまうかもしれませんね。

ぜひお手にとってみてください。