ラナパーの塗りすぎには要注意!理想的な量や頻度、塗りすぎたときの対処法とは?

塗るだけでどんな革製品も簡単に手入れができるという「ラナパー」。革製品を大切に使っている人たちの間で人気が出ています。

今回はこのラナパーに関する情報です。失敗しない上手な使い方・理想的な使用方法・塗り過ぎた時の対処法をご紹介します。

ラナパーとはどんなもの?レザークリームとは違う?

ラナパーは1988年にドイツ南部で生まれた、環境に優しい植物性の油を使って作られた革の手入れクリームです。

ラナパーの歴史

革製品のメンテナンス用に使われていたクリームは「有機溶剤」や「動物性脂」が使われていたことが多く、鼻につんと来る臭いがありました。

しかし、ラナパーは臭いの無い環境に優しいメンテナンス用品を目的に作られています。

ラナパーの成分

ラナパーは以下の成分から出来ています。

  • ビーズワックス
    ミツバチが集めてきた蜜から巣を作る為に作る天然の蝋です。革に馴染みやすい特徴があります。
  • ホホバ油
    アメリカ大陸の砂漠に自生する潅木(低い木のこと)の種から取れる油で、革が乾燥するのを防ぐ高い保湿性をもっています。

この2つがラナパーの主成分です。メーカーによって上記の成分にワセリン(石油から分離された非結晶軟膏様物質)やラノリン(羊毛脂を精製)が若干含まれているものもあります。

ラナパーは、開封から約5年は品質にほぼ変化がないというメリットがあり、愛用者が多いのも頷けます。

ラナパーが革にもたらす効果

出展:au PAY マーケット

ラナパーが人気なのは、牛革を始めとする動物の革加工品、オーストリッチ・クロコダイル・エナメルなどの特殊な革加工品でも殆ど問題無く使えることです。

ラナパーの効果

  • 革に油脂成分を補給する。
  • 撥水性があるので防水効果がある。
  • 少しの量でとても伸びが良く、革に成分が浸透する。
  • カビ防止の効果がある。
  • 汚れを取り除く働きもある。

その他にも合成皮革、金属や天然、合成ゴム、家具や車内のレザーシートなどでも使う事が出来ます。

注意したいのが、ラナパーは使う革加工を選ばないと言われていますが、スエードやヌバックなどの起毛性の革加工には向いていません。

スウェードの手入れは他の革と異なる部分がありますので、こちらの記事でご確認ください。

ラナパーとレザークリームの違い

出展:ANGEL HANA

レザークリームと言われている中には、色々な種類があります。それぞれの目的によって使うクリームが変わってきます。

  • 乳化性クリーム 保湿効果、革をしなやかにする。
  • 油性クリーム 革に栄養を与え艶を出す。
  • 油性ワックス 鏡面磨き(艶だし)に効果がある。
  • デリケートクリーム 保湿効果、艶出しの効果はない。
  • レザーローション 汚れを落とし、保湿効果がある液状のクリーム。

これらのレザークリームに比べ、ラナパーは保湿・栄養補給・艶出し・汚れ落としと、ラナパー1つでカバーが可能なので、目的毎に色々なレザークリームを買う必要が無いのです。

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ラナパーの塗り過ぎには要注意!正しい使い方と注意点

一つで多くの効果をもたらすラナパー。でも塗りすぎると、革の状態を悪くして失敗を招きます。まずは使い方から紹介します。

準備するもの

革製品を所有するなら専用の道具を揃えることをおすすめします。革の良い状態を保持しましょう。

  • ラナパー
  • 馬毛ブラシ:表面に付着した塵や埃を掃い落とします。
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  • クリーナー:ブラッシングで落ちなかった汚れを取り除きます
  • ラナパー用スポンジ
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  • クロスを数枚:使い古したTシャツでも代用可能です
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革製品に長い歴史があるように、手入れ道具も老舗ブランドが手掛けています。口コミなどを参考に、自分に合う道具を探してみてくださいね。

ラナパーの使い方

ラナパーの使い方は簡単です。以下の手順通りにやっていきます。

  1. 馬毛ブラシを使って丁寧にブラッシングし、埃やゴミを取り除く。
  2. 革にひび割れがないか、よく確認する。無ければクリーナーをクロスに少量取り、革の表面に馴染ませる。
  3. それを2~3回繰り返す。
  4. 少量のラナパーをスポンジに取り、革全体に伸ばしていく。
  5. 清潔なクロスで乾拭きをして、余分なラナパーを拭き取る。
  6. 風通しが良い日陰で、時間をかけて乾かしたら完了。

ブラッシングの後にクリーナーを使うことで、古いクリームも落とせるのでラナパーの浸透が良くなります。

ラナパーは優れた保革効果でひび割れを防ぎますが、すでにひび割れていた場合はこちらの記事を参考にしてください。

ラナパーが付いたクロスの放置は発火のリスク有り

ラナパーの注意事項にも記載されていることですが、余分なラナパーが付着したクロスをそのままにしておくと発火する可能性があります

使い終わったクロスは必ず水につけてください。発火を予防するため、直射日光が当たる場所や火元の近く(ストーブなど)に置くのはやめましょう。

ラナパーを塗りすぎて失敗した時はどうする?

出典:HERZ

ラナパーの見た目はクリーム状ですが、スポンジに取って革に塗り始めると解けて液体になるので、とても伸びが良いものです。

そのため他の栄養クリームと同じ様に塗ると、塗りすぎとなりシミの原因になります。また、革の通気性を妨げるのでカビが繁殖しやすくなります。

適切な使い方としてスポンジで伸ばす、または指ですばやく全体に伸ばすようにします。

そして大切なのは、塗り終わった後に綺麗なクロスで乾拭きをすることです。これでラナパーの塗りすぎを防ぐ事ができます。

塗りすぎて失敗したと思ったら、すぐに乾いたクロスでラナパーを吸い取るように叩きながら拭き取りましょう。

カビを発生させてしまった時の対処法はこちらの記事から。

ラナパーを塗る頻度は?

革製品を使う頻度によって手入れを行う間隔は違ってきます。ここではその革製品を使う頻度ごとに例を挙げていきます。

  • 毎日使うもの(財布や革靴、手帳やベルトなど)⇒1週間から10日に1回
  • 1週間に4-5回使うもの(カバンや靴、革のジャケットなど毎日使わないもの)⇒1ヶ月から数ヶ月に1回。
  • 車のシートや革製の家具⇒年に1回から数回。

毎日使わないものは、革の乾燥を感じた時点でラナパーを使うのが良いかもしれませんね。

1度に塗るラナパーの量はどれくらい?

出典:Herz

容器に入ったラナパー(固形)をスポンジで数回つつき、革を擦るように伸ばして行きます。

ラナパーは固形のクリーム状ですが、非常に伸びがよくスポンジから革に付けた時点で液状と変わります。ほんの少しの量で浸透ししっとりとした感じになります。

クロスを使うと生地に多くのラナパーが浸透し、それが革に付着して塗りすぎの原因となってしまいます。

スポンジに少量のラナパーを付け、乾かした後にクロスで乾拭きをするとしっとりとした艶が生まれています。

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まとめ

ラナパーは革の種類に関係なく、栄養を補給して滑らかに仕上げ、艶を出す効果を持っています

ほんの少しの量でも定期的に使っていくと、革の表面がコーティングされて防水効果や汚れを寄せ付けない働きもします。

しかし使えない革もあり、使う量や頻度を間違えるとシミの元になったり、革が劣化する原因となります。正しい使い方を知ってお気に入りの革製品を何時までも大切にしてください。

ラナパーについてもっと詳しく知りたい方はこちらから。