【羊革】シープスキン 特徴・手入れ方法

革には様々な種類があります。今回はその中から羊革についてピックアップしました。

羊革は、羊の種類や年齢によっていくつかの種類にわかれており、それぞれシープスキンやラムスキンなど違う呼び方をされています。

そんな羊革の特徴を初め、種類やお手入れ方法などについて紹介します。

羊革とはどんな革?

羊革は、キメが細かく、薄くて柔らかいという特徴を持つ革です。
ただ、繊維が粗いため強度が必要な革製品にはほとんど利用されていません。

生後1年以上の羊皮はシープスキンと呼ばれ、生後1年以内の羊皮はラムスキンと呼ばれています。
さらに体毛によっても分類されており、直毛の羊皮はヘアーシープスキン、巻毛の羊皮はウールシープスキンです。

また、まれにシープスキンのことを「ヤンピー」と記載されていることがあります。これは昔、羊革を取引きしていた中国人業者が使っていた言葉が、そのまま残った呼び方と言われています。

近年では、防寒用の衣服やコート、ウェア、ゴルフ手袋、帽子などによく用いられている素材です。

ラムレザーに関してはこちら

羊革の特徴は?

羊革はソフトな質感で柔らかい肌触りが大きな魅力です。
また、革自体に空気が含まれやすいという特性があり、断熱性と保温効果も期待出来ます。

さらに詳しく特徴を見ていきましょう。

暖かさは抜群

羊革は脂肪の穴が多く、革をなめした際に断熱性と保温効果を高くする空隙を多く残します。
そのため、革製品の中でもトップクラスの暖かさがあるのが大きな特徴です。

最近では、その特性を生かして防寒用の衣料にも多く用いられています。

軽くて柔らかい

羊革は、軽くて柔らかいことも特徴のひとつ。

また肌触りも良いことから人気が高く、羊革のジャケットを愛用する人も多くいます。

最近では、一流ブランドのバッグや財布にもよく用いられるほど、革の中でも高級素材として扱われています。

羊革の羊は2種類ある

羊には2つの種類があり、羊の年齢や加工方法によってもさらにいくつかに分類分けされています。

一般的に羊と言われて思い浮かべるのは、白い毛がモコモコ生えている羊ではないでしょうか。
この羊は「ウールシープ」と呼ばれています。
もう1種類は「ヘアシープ」というタイプで、毛がモコモコではなく真っすぐな直毛です。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

ヘアシープ

出典:Amazon

ヘアシープとは、直毛羊のことをさします。
毛がモコモコではなく寝ていて、乳や肉を目的に飼われている羊です。

緯度20度以内の1年中夏の気候の場所に生息しており、身体を保温するための羊毛や脂肪を必要としないという特徴があります。そのため、羊毛の質はあまり良くなく、毛皮としての利用価値はあまりありません。

しかし、ヘアシープの革はキメの細かさが抜群で、その特性からレザージャケットや、ゴルフ手袋、靴に最適な革素材として使われています。

ウールシープ

出典:Amazon

ウールシープとは、巻毛羊のことをさします。
一般的に羊と言われて思い浮かべるモコモコの毛をしている羊が、ウールシープです。

高緯度地域に生息しており、寒さから身を守るために細い巻毛と皮下脂肪を蓄えているのが特徴。羊革は主にウールシープから作られています。

もともとは食用なので、原皮が手に入りやすいことも利点です。

ウールシープは、革の繊維の絡み合いが少なく、強度はあまり強くありません。しかし軽くて柔軟というのが大きな特徴です
レザージャケットや手袋、レザーバッグ、靴の裏革などに用いられています。

羊革は4種類!それぞれの特徴や製造方法

羊の種類以外にも、加工方法などによって種類が複数にわかれています。
それぞれの種類の特徴などについて紹介していきましょう。

シープスキン

シープスキンとは、生後1年を過ぎた羊の革のことです。

脂肪の穴が多く、革をなめした際に断熱と保湿効果を高くする空隙(くうげき)と呼ばれる空気の入る隙間を多く残します。

シープスキンの皮をなめしたものはムートンと呼ばれており、保温素材としても人気が高い革です。冬にはレザーブーツとしても利用されていますね。

ラムスキン

ラムスキンとは、生後1年未満の羊の革のことをさします。

ラムスキンは、毛穴が小さくキメが細かくて滑らかなため、しっとりした肌触りが大きな特徴。
革の風合いが良質で、羊の革の中でも最高級とされています。

柔らかくて軽いラムスキンは、ジャケットなどの衣類に使用されることも多い素材です。

また、生後6カ月以内のラムスキンは、ベビー・ラムスキンと呼ばれ日本では最高級の革と重宝されています。

シープスキンナッパ

シープスキンナッパとは、シープスキンの皮を利用して作られた吟つき革のことです。
羊・山羊の皮をごく柔らかくなめした革をナッパと呼びます。

シープスキンナッパは手触りが大変良く、ぴったりと手になじむ感触が特徴のひとつ。手袋を初め、コートやジャケットなどに用いられ、人気を博しています。

ラムスキンナッパ

ラムスキンナッパとは、ラムスキンの皮を利用して作られた吟つき革のことです。
羊・山羊の皮をごく柔らかくなめした革がナッパと呼びます。

ラムスキンナッパはキメが細かく、柔らかな手触りが特徴。
羊革はどれも柔らかい特徴を持ちますが、その中でもラムスキンナッパは、羊革の中で群を抜いて柔らかい革です。

羊革のお手入れ方法

出典:Amazon

羊革のお手入れ方法について紹介していきます。

日常的な手入れ

汚れやホコリが付いてしまった場合は、柔らかい乾いた布で拭いたり馬毛ブラシでブラッシングをしたりします。さらに定期的にオイルを塗るようにしましょう。

羊革はカビが発生しやすい革です。袋に入れて保管すると湿気がこもってカビが発生しやすくなるため、通気性の良い場所で保管することを意識してください。

また、羊毛の付いている毛皮(ファー)の部分は、使うたびにこまめにブラッシングするなど、清潔に保つようにしましょう。

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オススメクリームはラノリン配合

革の手入れで使用されるクリームには、さまざまな種類があります。
その中でも、羊革に使用するのならラノリンという黄色味がかっている油脂が入っているものがおすすめです。

実はラノリンは、羊毛の表面を包んで乾燥や寒さから守る皮脂の主成分なのです。
ラノリンの入っているクリームなら、ラナパーがおすすめ。

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また、デリケートな革専用のクリーナーもおすすめです。

革製品の汚れ落としとして使用できます。

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最高級の羊革でレザーを楽しもう

耐熱性と保温効果が高い羊革は、防寒用の製品として利用されていることが多い素材です。
冬にはぜひ、羊革の防寒着で温まってください。