靴のインソールの汚れの原因と対処法!素材ごとの防止策も!

お気に入りのスニーカーや革靴を大切に履いていたのに、気がつけばインソールが汚れてしまった!

そんな経験はありませんか?

いつも見えない部分だからこそ、靴を脱いだ時、恥ずかしい思いをするかもしれません。

そんな、靴のインソールが汚れてしまう原因や、素材ごとの予防策を調べてみました。

靴のインソールが汚れてしまう原因

インソールが汚れてしまう主な原因は、以下のものです。

1.足裏の汗

足裏には、汗の出る「汗腺(かんせん)」が多いので、背中などより汗をかきやすい場所です。

人によって差はありますが、ずっと靴を履いていた場合、コップ一杯分もの汗が出ると言われています。

ここが一番のポイントですので、詳しくご説明しますね。

汗をかくタイミングは3つ

会議や商談など、緊張する場所では汗をかくことがありますね。

それは、ストレスにより、自律神経(じりつしんけい)が乱れてしまうからです。

このような汗が出ることを、「精神性発汗(せいしんせいはっかん)」と言います。

また、辛い物・酸っぱい物を食べて、発汗神経が刺激されて出る汗を、「味覚性(みかくせい)発汗」と言います。

それと、体温を一定に保つ「温熱性(おんねつせい)発汗」があり、汗が出る理由はこの3つです。

温熱性発汗暑いとき・運動した時。
精神性発汗ストレスや緊張。
味覚性発汗辛味・酸味などの刺激物。

足裏の汗腺が多い理由

体温調節のために、足裏は汗腺が多くなっています

ただ、手や足などの末端(まったん)は、心臓から遠いので、温度が上がりにくいです。

そうすると、

  1. 温かくしようと、血液が送られる。
  2. 末端まで温かくなると、体の中心部の温度が上がるので、それを下げようとする。
  3. 足裏に汗をかく(→1に戻る)。

というように、負の連鎖(れんさ)になってしまい、どんどん汗をかくことになります。

インソールがにおうのは、汗のニオイではない

足裏にあるのは「エクリン線」という汗腺で、ほとんどが水分です。

色もニオイもない汗が、出てきます。

では、なぜニオイが気になるのでしょうか。

原因は他にあり、実は、汗などを分解した”雑菌のニオイ”なのです。

そのままにしておくとニオイが強くなるのは、雑菌の住みやすい環境で、どんどん増えていくため。

雑菌を増やさないためには、

  • 風通しを良くして、蒸れにくくする。
  • 吸水性や、吸湿性がある。

などに、気を付けることが大切です。

※吸水性という言い方は、服だと汗に限定されるので、吸汗性(きゅうかんせい)とも呼ばれます。

つま先を覆う靴下やストッキングは蒸れやすい

これも、以下のような理由から、汗をかく原因になります。

  • 足の指が動かしづらくなり、指の間が蒸れる
  • ストッキングなどの素材は吸水性がないので、ジメジメしてしまう。
  • 空気がこもってしまうので、靴の中の湿度が上がる。

汗や皮脂は黒ずみとなって、サンダルなどのインソールが見えるタイプは、見た目も不潔な印象に…。

でも、靴下はデメリットばかりではありません。

靴下の形や、素材の選び方を変えれば、汚れを抑えることができますよ!

それは、後ほどご説明しますね。

2.足裏の角質

人の肌は、一定の間で新しいものに生まれ変わっており、それをターンオーバーと言います。

下から新しい肌を押し出すように移動して、一番外側にある「角質」は、いずれ剥(は)がれ落ちます。

しかし、ターンオーバーがうまく働かないと、角質が剥がれないまま、厚い層になって溜(た)まっていくのです。

角質自体のニオイは無い

厚い角質の人は、ヒビ割れのようになっていて、そのスキマに菌がたくさんいます。

ニオイの原因は、汗と同じで、角質が雑菌に分解されたために起こります。

歩くと足と地面との摩擦(まさつ)で、角質がインソールに落ちて、汚れになってしまうのです。

角質は雑菌のエサになるので、角質の量が少ない人の方が、汚れにくいです。

角質が自然に落ちないなら、自分でお手入れをしましょう。

角質をケアする、石けん・やすり・ブラシ・パックなど、いろいろな商品が売られています。

注意したいのは、必要な分の角質まで落とさないこと。

角質は、肌を守る役割があるので、落とし過ぎると肌が荒れてしまうこともあります。

3.砂や泥

砂や泥が靴の中に入ってしまうと、インソールに汚れが付きます。

サラサラした乾いた砂なら、手で掃えば少しは落ちますが、泥は簡単には落ちません。

汚れの種類は3つあります。

  • 不溶性:液体に溶けない。
  • 油溶性:油脂に溶けやすい。
  • 水溶性:水に溶けやすい。

泥は「不溶性」に分けられるので、どんな液体にも溶けない汚れなのです。

落とそうと水洗いするのは逆効果で、汚れをこびりつかせてしまうだけだったんですね。

4.カビ

カビは、温度(湿度)・栄養・水分の、3条件が揃(そろ)うと生えてきます。

栄養や水分とは、汗や皮脂などの、私たちの体から出るもの。

要するに、靴の中はカビにとって、住みやすい場所ということになります。

カビがあると履く気になれませんし、もしカビの胞子を吸い込んだら、体に害を及ぼすかもしれませんね。

健康のためにも、カビの発生は避けたいところです。

インソールの汚れ防止方法

インソールの汚れは、ある程度は仕方ないことですが、予防することもできます。

靴を履く前と、日頃からできる対応策をご紹介していきます。

靴を履く前にできる対応策

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新しい靴を買った後、汚れを防ぐために、すぐできることがあります。

それは、防水スプレーをかけることです。

防水効果だけではなく、汚れも弾(はじ)いて、付きにくくすることができます。

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ただ、防水スプレーはインソールに使えません。

なぜなら、防水スプレーは、足裏にしっかりくっついている・擦(こす)れることを考えて、作られていないからです。

水を弾くコーティングにより、靴の中で滑りやすくなってしまいます。

ここは、「インソール専用のスプレー」を使いましょう。

抗菌や防臭などの効果も期待できるため、靴の臭いまで抑えることができますよ。

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日頃の対応策

インソールの汚れの原因の、ほとんどが汗や砂ですので、履いた後のケアが大切です。

  • ブラッシングをして、しっかり砂を落とす。
  • 水気を硬く絞った柔らかい布で拭き、さっぱりした状態にする
  • 靴箱など専用の場所に入れて、ドアから入る砂やホコリを付きにくくする。
  • 風通しの良い日陰に保管して、カビを生えにくくする。

インソールは、肌に直接触れることが多いです。

あまり強い薬品を使うと、肌荒れを起こすリスクもあります。

指の跡や、ガンコな土汚れが気になるなら、素材別の正しい落とし方でキレイにしましょう。

インソールの汚れを落とす方法

基本的には、水拭きで十分なインソールの手入れ。

しかし、目立つ汚れがついてしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか。

インソールの素材ごとに、汚れの落とし方が違うので、それぞれ解説していきます。

1.革のインソールの汚れの落とし方

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革は水に弱いです。

慣れない人が丸洗いすると、トラブルになる可能性があるので、避けましょう。

準備するもの

革のインソールの汚れ落としに使うものは、以下の通りです。

  • 柔らかい布を数枚
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  • 歯ブラシ
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  • メラミンスポンジまたは革用消しゴム:落ちない汚れがあった場合
  • インソール用スプレー

革のインソールの汚れを落とす手順

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インソールの素材が、スムースでもスエードでも、この方法でOKです。

しかし、やりすぎても革にダメージを与えるので、気になる汚れがあったときだけにしてくださいね。

  1. 歯ブラシで、靴の中のホコリを取り除く。
  2. 軽く濡らした柔らかい布で、インソールを拭く。
  3. 歯ブラシに、水で薄めた食器用洗剤を少しだけつけて、汚れを優しくブラッシングする。
  4. 柔らかい布で、汚れを拭き取る。
  5. 乾いた布で、水気をよく拭き取る。
  6. 風通しの良い日陰で、乾燥させる。
  7. インソール用スプレーを使い、乾いたら完了。

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インソール用スプレーが届きにくい「つま先」は、布に少しだけ付けて、塗り広げましょう。

食器用洗剤で落ちなかった汚れは、メラミンスポンジや、革用消しゴムを使います。

力を入れると革を傷つけるので、優しく擦(こす)るのがポイントです。

綿やポリエステル、メッシュ素材のインソールの汚れの落とし方

これらのインソール素材は、そのまま洗濯できます。

ただ、ポリウレタンが含まれている場合は、中性洗剤(おしゃれ着用洗剤)にしたり、脱水を短めにしてください。

また、軽い汚れや新しい汚れの場合、ここでも消しゴムが活躍します。

消しゴムを使った後は、消しカスを掃うこともお忘れなく!

あまりにも汚れがひどい場合は、インソールを買い替えるか、プロの修理屋さんに頼むのもアリです。

コストがかかっても手軽なので、自分で無理に汚れを落とさなくてもいいかもしれません。

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泥を落とすときの注意点

前にお伝えした通り、泥は不溶性なので、落としづらい汚れです。

付いたばかりの泥は、落とそうとすると、逆に汚れを広げてしまうことも。

そうならないよう、まずは泥をよく乾燥させてください

カラカラに乾燥させたら、軽く揉んだり、ブラッシングしたりして、残った砂をしっかり落とします。

その後、泥汚れ用の中性洗剤と水で、落としましょう。

洗濯できる素材なら、洗濯機で洗っても大丈夫ですよ。

※弱アルカリ性・漂白成分は、汚れを繊維にくっつけてしまうので、入っていないものを選びます。

カビを落とすときの注意点

カビが生えたばかりなら、水拭きやブラッシングで、キレイになることがほとんどです。

しかし、落とせたと思っても、目に見えない「カビの胞子(ほうし)」が残っているかもしれません。

カビの胞子は、空気中を舞って、どこにでもくっつく性質があります。

また増えることも考えられますし、吸うとアレルギー反応を起こす危険がある、厄介なもの。

水拭きしたタオルは使い捨てにしたり、ブラッシングした後はブラシをよく洗ったりしましょう

予防として、マスクを付ける・換気の良い室外で手入れする、などもオススメです。

汚れやすいインソールは日頃の対応策から始めよう!

普段はあまり気にならないインソールだからこそ、汚れる前に対策をしておくのが良さそうです。

愛用する靴であるほど、汚れてしまった時のショックは大きいですよね。

ブラッシングや手入れの時にチェックしていれば、大切な靴を長く使うことができます。