[内羽根]革靴の紐の通し方!ほどけない結び方や結び目の隠し方をご紹介!

メンズファッションの必須アイテムとも言える革靴

あなたの革靴の紐は、どのような通し方になっていますか?

購入したときのままという人も、多いのではないでしょうか。

靴紐の通し方と一言で言っても、実は30種類以上あります。

基本的な結び方をしたり、結び目や靴紐の交差する部分を隠したり、そのどれを選ぶかによって履き心地はもちろん、周囲に与える印象も大きく変わってくるのです。

そこで今回は、基本的な革靴の紐の通し方や、紐の結び方などを紹介します。

基本的な結び方をしっかりとマスターして、革靴のおしゃれを楽しんでみましょう。

 

基本的な革靴の紐の通し方

それでは、基本的な革靴の紐の通し方を4つ紹介します。

 

1.シングル

革靴の紐の通し方で定番なのは、「シングル」と呼ばれる結び方です。

  1. 一番下のシューホールに、外側から紐を通します。
  2. 片方の紐を、一番上の反対側のシューホールの下から通します。
  3. 残ったもう一方の紐を、下段のシューホールから螺旋状(らせんじょう)に通していけば、完成です。

結ぶ際には、螺旋状に通す方の紐を、手順1の時点で少し長めにしておきましょう。

最後の完成時のバランスが、整いやすくなります。

シングル結びは、ビジネス・フォーマル・ドレスアップ用と幅広く活用できるので、覚えておくと便利です。

ただし、締めやすいと同時に緩みやすいという欠点があります。

そのため、シングル結びの日には、休憩などの際に靴紐を締めなおしてみましょう。

靴が1日中足にフィットして、快適な歩き心地がキープできるとともに、気分も引き締まるのでおすすめです。

 

2.パラレル

一般的に使われているシングルとともに使われる、「パラレル」を紹介します。

  1. 一番下のシューホールに、外側から紐を通します。
  2. 裏側で紐を交差させて、片方は2段目に、もう片方は3段目に通して表に出し、それぞれ水平に同じ段に通して裏に出します。
  3. 紐を裏側で交差させ、同じようにそれぞれ一段飛ばして表に出し、水平に通していきます。
  4. 一番上のシューホールまできたら、紐を結んで完成です。

パラレルはシングルに比べてホールド感があり、外回りに革靴を使う方にオススメの結び方です。

少し複雑な結び方なので、動画をご覧ください。

シングルに比べて、紐が緩みにくいしっかりとした結び方のため、歩く際の影響を受けにくいのが特徴です。

 

3.オーバー・ラップ

結ぶときのポイントのひとつは左右の紐の上下を揃えること

靴紐のねじれ・長さと同様に注意しながら結んでいきましょう。

  1. 一番下のシューホールに両方の紐を上から通し、長さを揃えます。
  2. 紐をクロスさせて、両方の紐を二番目のシューホールに上から通します。
  3. クロスさせて上から通す、を繰り返します。
  4. 一番上のシューホールは下から通して結べば完成です。

 

4.アンダー・ラップ

シューホールの数が多いハイカットの靴や、ブーツなどに似合う結び方です。

オーバーラップに比べると緩みやすいため、履き心地にゆとりをもたせたい方におすすめ

原則として、紐が全て上から下へと通すため、「アンダーラップ」と呼ばれています。

  1. 両方の紐を、一番下のシューホールの下側から通します。
  2. 片方の紐を、反対側の二番目のシューホールに下から上に通します。
  3. シューホールを一つ飛ばしながら左右に順に通していきます。(右の二番目の次は左の四番目…)
  4. 反対側の紐も同様に、残ったシューホールに左右順に上から下へ通していき、最後に結んだら完成です。

以上の4つが、基本的な革靴の紐の通し方です。どの方法も、シンプルながら個性があります。

ぜひお試しください!

 

おしゃれな革靴の紐の通し方

基本的な通し方が分かったところで、次はおしゃれな革靴の紐の通し方を2つ説明します。

 

1.スティック

大きく斜めに入った靴紐が「スティックに似ている」ことから、この名が付きました。

では、通し方を確認してみましょう。

  1. 両方の紐を、一番下のシューホールの下から通します。
  2. 片方の紐を上から二番目のシューホールの上から通し、同じ側の一番上のシューホールから出します。
  3. 残ったもう一方の紐を、下段のシューホールから螺旋状に通していき、最後はもうひとつの紐と同じ通し方で完成です。

特殊な形が目を引き、フォーマル・セミフォーマルな場でピッタリです。

こちらの記事で図解入りで解説されていますので、よろしければご覧ください。
→ http://www.shoefootcare.net/

 

2.ループバック

上の動画はスニーカーになっていますが、革靴にも合う結び方で、雰囲気を変えたい時に使えます。

靴紐が中心で交差する通し方で、カチッとし過ぎないカジュアルさが表現できます。

  1. 両方の紐を、一番下のシューホールの下から通します。
  2. 左側の紐を、左のシューホールだけに螺旋状に上まで通します。
  3. 右側の紐は、左側の紐と交差させながら、螺旋状に上まで通したら完成です。

2つの通し方をご紹介しましたが、あなたはどちらが好みですか?

靴や服との相性も見ながら、ぜひ試してみてください。

 

革靴の紐のほどけにくい結び方

靴紐を通すことができたら、最後はどのように結んでいますか?

一般的には蝶々結びにしている方が多いと思いますが、歩いているとほどけてしまう事も多く困ってしまいますよね。

そこで、続いては、ほどけにくい紐の結び方を3種類ご紹介します。

 

1.イアン・ノット

イアン・ノットはスポーツシューズなどにも活用される結び方です。

スポーツ選手も実践している定番の結び方で、見た目はほとんど蝶々結びと変わりありませんが、ほどけにくさは格段に違ってきます

  1. 紐を通し終えたら、普通の蝶々結びの時と同じように1回結びます。
  2. 左右それぞれの紐で、輪を作ります。
  3. 右の輪を、左の輪に通します。
  4. そのまま、左の輪を右の輪に通します。
  5. 通した輪を、左右にひっぱれば完成です。

2の工程で、輪の向きを間違えると完成時に縦結びになってしまいます。

動画を参考にしながら、何回か練習してみましょう。

 

2.イアン・セキュア・ノット

次にご紹介するイアン・セキュア・ノット」は、イアンノットをさらに強力にした結び方。

イアン・ノットも十分ほどけにくいのですが、もっとしっかり結んでおきたいという方には、こちらがおすすめです。

  1. 紐を通し終えたら、普通の蝶々結びをするの時と同じように、1回結びます。
  2. 左右それぞれの紐で輪を作り、交差させます。
  3. 下にある左の輪を、右の輪にぐるっと回して前に持ってきます。
  4. 上の輪をぐるっと回して後ろに持っていきます。
  5. 両方を中央の輪に通しましょう。
  6. あとは引っ張って完成です。

2の工程で、交差させる際は右の輪が上に来るようにしましょう

 

3.ベルルッティ結び

「ベルルッティ」とは、フランスの高級革製品ブランドのひとつです。

その名前を付けたベルルッティ結びは、ブランドメーカーのベルルッティが製作した、革靴に採用されています。

ほどけにくいのはもちろんですが、見た目も美しく仕上がるので高級感が出ます。

ワンランク上のカッコよさを目指すなら、ぜひマスターしておくべきと結び方です。

  1. 紐を通し終えたら、普通の蝶々結びの時と同じように1回結びます。
  2. 引っ張って締める前に、もう一度ぐるっと巻きつけるような形にします。
  3. 左右の紐で、普通の蝶々結びをします。
  4. 輪にくぐらせた蝶々の片方を、もう1度中央の輪に回し入れます。
  5. 引っ張ったら完成です。

あまり馴染みのない結び方ですが、最初と最後の手順だけは2回繰り返すということを覚えておきましょう。

蝶々結びとほぼ変わらない手順ですので、やってみると簡単に覚えられますよ。

 

革靴の紐の結び目を隠す方法

出展:Amazon

靴を買いに行った際、陳列(ちんれつ)した靴を見ると、基本的に結び目が見えないようになっています。

これは、結び目が隠れているとスッキリとして靴のデザインが見えやすいためですが、もちろん普段使いとしても活用できる方法です。

ビジネスシューズで結び目を隠すと、スッキリとシャープな印象を与えますよ。

スッキリと靴を履きこなしたいという方におすすめしたい、結び目を隠す方法を2つ紹介します。

 

1.ディスプレイ結び

動画を見ると分かりやすいのですが、一番上まで通し終わった後、靴紐はシューホールの内側に入ります。

靴紐を結んだら、簡単に隠すことができるのです。

  1. 一番下のシューホールに、外側から紐を通します。
  2. その後も左右の紐を外側から全て通して、交差させながら、一番上まで繰り返します。
  3. 最後は緩まないように結び目を作って、靴の中に隠して完成です。

スタイリッシュではあるものの、「緩みやすい」という面もありますので、長時間歩く方にはあまりおすすめしません。

 

2.シューレースアンカーを使う

出展:Amazon

シューレースアンカーとは負荷が大きくても耐える、特殊なプラスチックなどで作られています。

名の通り、靴紐を留めるためのアイテムで、靴紐をシューレースアンカーに通すだけなので、とても手軽です。

紐を通す手順はディスプレイ結びと同様で、最後に結び目を作る代わりに、シューレースアンカーで固定します。

ネットなどでも購入可能ですので、気になる方はぜひチェックしてみましょう。

⇒シューレスアンカーを詳しく知りたい方は、販売サイト(Amazon)から。

 

内羽根と外羽根の違い

出展:Yahoo!JAPANショッピング

革靴の種類はいろいろありますが、大きく分けると「内羽根(うちばね)」と「外羽根(そとばね)」の2つがあります。

上の画像は内羽根の革靴で、つま先からシューホールまで繋がっているデザインのことを言います。

スマートでシンプルなフォルムから、主に冠婚葬祭に使われています。

内羽根の革靴でおすすめの結び方は、定番のシングルまたはパラレルです。

⇒クリックで”定番の結び方”にジャンプ。

フォーマルな場ではこの2つが一番相性がよく、スーツの着こなしともマッチしますよ。

パーティーでは遊び心や個性を表現するため、おしゃれな結び方でもOK。

出展:阪急men’s online store

一方、シューホール部分が足の甲と繋がっておらず、左右の羽で包むようなデザインになっているのが、外羽根の革靴です(上の画像参照)。

どちらかというと内羽根よりもカジュアル向きで、靴の装飾を増やしやすい分、私服にも合わせやすいです。

そのため、靴紐の色や形を変えてもいいですし、どんな結び方でも楽しむことができます

もちろんビジネスでもこのタイプはたくさんありますが、装飾によっては不向きなデザインも。

例えば、上の画像には「メダリオン」という、穴を開けた装飾が付いています。

これは、カジュアル寄りになってしまうため、ビジネスではあまり履かない方がいいとされています。

 

靴紐の長さの選び方

出展:Amazon

革靴の紐を交換する際に、売り場で長さに迷ったことのある方も多いのではないでしょうか。

基本的な靴紐の長さの算出方法は、以下の通りです。

  • ハトメ(穴)の数×15cm=靴紐の長さ

例えば、ハトメ(穴)が左右6つずつの革靴だと、6×15=90なので、靴紐の長さは90センチになります。

きっちりこの長さではなくても、前後5㎝程度のものを選べば問題ありません。

 

脱ぎ履きの際は靴紐をゆるませよう

革靴を脱ぎ履きする時に、靴紐をゆるめてから脱ぎ履きしているでしょうか?

毎回靴紐をゆるめるのは面倒なので、靴紐は締めたままという方もいらっしゃるでしょう。

しかし、靴紐を締めたまま脱ぎ履きしてしまうと、靴を傷める原因に。

さらに、フィット感が低下するので、歩き心地にも影響がでてしまいます。

靴紐は、見た目だけではなく、機能面においても重要な役目を果たしています。

大切な革靴を長く履くためにも、靴を履く際は紐をゆるめてから足を入れ、靴を脱ぐ際も紐をゆるめるようにするのが、正しい脱ぎ履きです。

 

革靴の紐の交換時期は?

出展:楽天市場

革靴の紐は、結び方や脱ぎ履きの際に注意をすれば、スニーカーなどの運動をメインとした靴に比べて長持ちします。

なぜなら、革靴の紐は”ロウ引き加工”がされたものがほとんどで、高い耐久性と、水を弾く効果を持っているからです。

しかし、使ううちにロウは剥がれてきて、汚れも目立ってきます。

靴紐は負担がかかる部分でもあるので、靴紐のハリがない・汚れが気になる・毛羽立ってきたら、買い替え時です。

洗うにしても、ガンコ汚れが落ちなかったり、ロウが落ちてボロボロになったり、紐がヨレてしまったりすることも。

(水よりも汚れが落としやすいのはお湯ですが、ロウを落としてしまうのでNGです。)

中には、靴紐の手入れも楽しみのひとつな方や、少しヨレた靴紐が好みの方もいるので、ライフスタイルに合わせた靴紐を選ぶのがベストでしょう。

 

クリーニングを頼めば靴紐もキレイになる?

専門の業者は、革靴の修理以外にクリーニングも行っています。

クリーニングを依頼する場合、靴紐については以下の対応で分かれます。

  • 革靴と一緒に、サービスとして靴紐もキレイにしている。
  • 靴紐のクリーニングは、別料金(紐の長さにもよる)。
  • 汚れ具合によっては、靴紐の交換をすすめている。

特殊な紐なので、プロの技術でも汚れを完全に落とすことは難しく、経年劣化を踏まえて交換をすすめる業者さんが多いようです。

ロウ引きの靴紐の相場は1,000円前後で、安い物なら500円ちょっとで買うことができます。

お気に入りの革靴なら、革の風合い・高級感を損ねないように、新しい靴紐に取り換えてみませんか?

どの靴紐もサイズの種類が豊富で、60~120㎝くらいまで選べます。

 

①丸紐(ロウ引き)

出展:Amazon

上の画像は、丸紐にワックスやロウを塗ってコーティングし、紐自体の強度を上げた「ロウ引きの靴紐」です。

使い始めはパリッとした手触りで、硬くてツヤもあり、品の良さを感じます

革靴によく使われるもののひとつで、見た目の高級感から人気が高い靴紐です。

しかし、価格が約1,300円と少し高めなことと、パリッとした硬さが”ほどけやすい”というデメリットもあります。

 

新品の靴紐をほどけにくくするには?

出展:Yahoo!JAPANショッピング

新品のうちはロウが硬いので、ヒモ同士がしっかり密着せず、滑って外れやすいです。

結んだりほどいたりを繰り返していくうちに、少しずつ馴染んできます

すると、靴紐が摩擦によってズレなくなり、外れにくくなるという訳です。

馴染んでくるまでは、先ほどご紹介した「イアン・セキュア・ノット」か「ベルルッティ」の結び方で、しっかり固定しましょう。

⇒クリックで”靴紐の結び方”にジャンプする。

 

②平紐(ロウ引き)

出展:楽天市場

こちらは、紐が平らになったタイプの靴紐です。

しっかり靴にフィットするので安定感があり、解けにくいのもおすすめポイント。

丸紐と比べて結びやすい反面、ねじれやすいデメリットがあるので、たまに気にかける必要があります。

コロンブスブランドには、靴を補修する商品もあります。

長く履き続ける革靴に必需品ですので、こちらもチェックしてみてください。

 

靴紐の結び方ひとつで実用性もおしゃれ感も変化する!

今回は、革靴の紐の通し方や結び方を紹介しました。

購入時のまま履き、靴紐の結び方まであまり気にしていなかった方も、新しい結び方にチェレンジしたくなってきましたね。

ちょっと結び方を変えてみるだけで、歩き心地や雰囲気が全く違ってきます。

色々な紐の通し方や結び方にチャレンジして、ぜひあなたのお気に入りを見つけてみてください。