スムースレザーの正しい手入れ方法とは?ミンクオイルでバッグやブーツを磨こう

”革”と言っても、いろいろな種類があります。

毛羽立たせている革や模様が付いている革、表面がツルリと滑らかな革。

それぞれに特徴があり、手入れ方法が変わってきます。

今回はその中から、スムースレザーについてです。

種類や、アイテム別のお手入れ方法をご紹介します。

スムースレザーの手入れはどうやるの?革の種類別の扱い方

スムースレザーとは、表面が平らで、なめらかなレザーのことを言います。

スムースレザーには、大きく分けて「銀付き革」と「ガラスレザー」の二種類があります。

1.銀付き革の特徴

出展:クアトロガッツ

銀付き革は、革の銀面(毛の付いていた側)を生かした革です。

革の本来持っている質感など、自然さをそのまま楽しむことができます。

革に傷や汚れがある部分は使えないため、どちらかというと値段が高い革になります。

また、他の革より丈夫では無く、水に弱いのも特徴の一つです。

ヌメ革やオイルレザーなどが、銀付き革と呼ばれています。

2.ガラスレザーの特徴

出展:ロコンド

ガラスレザーは、クロム鞣(なめ)しと言われる、革を柔らかくする加工がされています。

そのあと、銀面を磨いて、顔料(がんりょう)や合成樹脂を塗ったものです。

顔料とは、ペンキのように上から色を塗って、コーティングする色付けを言います。

(一方、繊維に染み込ませる塗り方は、「染料」と呼んでいます。)

出展:楽天市場

表面を均一に加工することで、傷跡なども消すことができるので、革に少しの傷があっても使えます。

そのため、どちらかというと安い革になります。

技術の進歩により、顔料が進化しているため、銀付き革のような素材感のあるガラスレザーも作れるようになりました。

スムースレザーの手入れにミンクオイルが効果的なワケ

出典:Amazon

スムースレザーの中でも、特にヌメ革のお手入れには、ミンクオイルがおすすめです。

ミンクオイルとは、ミンクという動物から抜き出したオイルです。

革の中にまで良く染み込み、柔らかくしてくれます。

出展:Amazon

また、革の表面にしっかりと油分が入るため、革が持っているツヤを引き出してくれます。

ミンクオイルは、布につけて使う乳化性のもの・スプレー・リキッドなど、いろいろなタイプがあります。

革との相性によっても、使い心地が違ってきます。

全体に使う前に、目立たないところでまず試してみてくださいね。

created by Rinker
columbus(コロンブス)
¥648 (2021/12/07 14:37:49時点 Amazon調べ-詳細)

スムースレザーの手入れに役立つアイテム5選

スムースレザーには、どんな道具が必要なのでしょうか。

革の質を落とさないためにも、役立つアイテムを確認しておきましょう。

1.馬毛ブラシ

出展:Amazon

革のお手入れの、基本アイテムの一つが革用ブラシです。

外に持ち歩いた革は、目に見えないゴミやホコリが付いています。

柔らかい毛の馬毛ブラシを使うことで、革を傷付けることなく、表面の汚れを落とすことができます

汚れやゴミが付いたまま、栄養クリームを重ね塗りをすると、汚れをクリームの下に閉じ込めてしまいます。

余計に落としづらくなるので、サボらないよう気を付けてくださいね。

革を長く使いたいなら、馬毛ブラシは用意すべきアイテムです。

2.革用クリーム

出展:楽天市場

革用クリームは、革にツヤを出す・水を弾く・汚れを付きにくくする・傷を守るなどの、役割があります。

革の種類によっては、オイル状のものやスプレータイプの方が、相性が良い場合があります。

エキゾチックレザー(トカゲ・ワニ・ヘビなど、数が少ない珍しい革)だと、専用があるので、合わせて選びましょう。

スムースレザーには、さっきご紹介した、ミンクオイルや乳化性のクリームがおすすめです。

3.革用クリーナー

出展:Amazon

革用クリーナーは、ブラッシングで落ちなかった汚れを落とすものです。

こちらも、スプレーやチューブタイプ、消しゴムタイプなど、さまざまな種類があります。

革や汚れの違いで使い分けます。

見つけた汚れはすぐに落としましょう。

放っておくと、汚れが革の繊維にこびりついて落としづらくなります。

洗浄力の高いクリーナーなら落とせるかもしれませんが、革への負担も大きいです。

サッと簡単に落とせるうちにキレイにするのが、手入れのコツです。

4.クロス

出展:楽天市場

汚れを取る・クリームを塗る・磨き上げなど、いろいろな使い道があります

クロスがなければ、柔らかい布でも大丈夫です。

クリームによっては、クロスがその成分を吸ってしまい、効果が出にくくなることがあります。

その時は、指で塗ったり、豚毛ブラシを使ったりして、しっかり革に染み込ませましょう。

クロスが使いにくければ、手にすっぽり入るグローブ型もありますよ。

5.防水スプレー

出展:Amazon

バッグや革靴(ブーツ)は、雨がかかったり、底が汚れたりしやすいです。

防水スプレーをかけることで、水と汚れから、革を守ることができます。

新品のときに、まず使うことをオススメします。

スムースレザーのアイテム別お手入れ方法

出展:Amazon

スムースレザーに使う道具が分かったところで、正しい手入れ方法をご紹介します。

毎日の手入れは、ブラッシングだけで十分です。

ここでは、革が汚れた時や乾燥してきた時の、バッグとブーツそれぞれの手順について。

基本的なやり方は一緒なので、すぐに慣れますよ。

1.バッグ

出展:土屋鞄製造所

女性はいつも持ち歩くバッグ。

男性も、ビジネスで革のバッグを使う方は多いです。

バッグをキレイにするポイントは、

  • 持ち手やポケットの周りはよく触るので、汚れが溜(た)まりやすい。
  • レシートやボールペンなどの、インク汚れが付いていないか。
  • 人や物にぶつかって、すり傷ができていないか。
  • 擦れたり水が付いたりした、色ムラがないか。

などがあります。

革のバッグは、見た目で印象が大きく左右されるため、ポイントを押さえて手入れします。

①馬毛ブラシでブラッシング

出展:Amazon

一日持ち歩いたレザーバッグは、目に見えなくてもシワや縫い目などに、細かいゴミやホコリが付いています。

帰ってきたら、ブラッシングでホコリを掃いましょう。

柔らかい布で乾拭きでもかまいませんが、すき間の汚れが落としにくいので、ブラシをおすすめします。

その時に、傷などがないかもチェックしてください。

②ブラシで落ちない汚れはクリーナーを使う

汚れが残ったら、クリーナーで落としましょう。

消しゴムタイプか、液タイプを使います。

部分的な汚れは消しゴムタイプ

出展:Yahoo!JAPANショッピング

汚れを優しくこすって落とします。

消しカスが出るため、新聞紙を敷(し)くと片づけやすくなりますよ。

ただ、革を削ることで汚れを落とすので、ダメージになることも。

力を入れ過ぎないことと、たまに使うくらいにしておきましょう。

全体をキレイにするなら液タイプ

出展:Amazon

汚れの範囲が広いなら、液タイプのクリーナーで汚れを落としていきます。

クロスを指に巻き、先に少しだけクリーナーを付けて、クルクルと円を描くように拭きます。

汚れと一緒に、革の油分も落としてしまうので、栄養クリームを入れることをお忘れなく!

また、染料仕上げだと、色落ちするかもしれません。

色付きの栄養クリームを使うと良いですね。

③革用クリームで栄養を補う

出展:バーニーズニューヨーク

革の乾燥をそのままにしておくと、ひび割れの原因になります。

そうなる前に、革用クリームで油分や栄養を入れてあげましょう。

小さなすり傷なら、クリームを馴染ませて目立たなくすることができます。

  1. クロスに、少しだけクリームをつけて、全体に薄くまんべんなく伸ばします
  2. 塗り終わったら、クリームが乾くまで、風通しの良い日陰に置いておきます。
  3. 乾拭きをして、余分なクリームを取りつつ、磨き上げます。

④防水スプレーをかける

出展:楽天市場

革用の防水スプレーを、30㎝くらい離れた所からかけます。

防水スプレーの種類は、大きく2つに分けられます。

  • シリコン系:表面に蓋をするようにコーティングをすることで水を弾く。
  • フッ素系 ;繊維のひとつひとつに防水成分がくっつくことで、水を弾く

「革は呼吸する」と言われているように、空気の通り道がないと傷んでしまうので、フッ素系を選びます。

シリコン系は撥水効果が高く、傘やレインコートなど、雨具に使われることが多いです。

これが、自分でできる「クリームを使った簡単な手入れ方法」です。

クリーナーでも落ちない汚れや、深い傷などを見つけたら、修理してくれるお店に相談してみましょう。

2.ブーツ

出展:FARFETCH

ブーツは、つま先をぶつけたり、すり傷がついたりしやすい靴。

傷や破れはないでしょうか?

問題なければ、靴紐を外してから手入れを始めます。

1.ブーツキーパーを入れる

出展:楽天市場

ブーツキーパーとは、”靴の型崩れを予防する、足型の道具”です。

シューキーパーとの違いは、「足首部分の長さ」。

ブーツキーパーの方が、丈が長くなっています。

靴を脱いだ後に入れておくと、履きジワやヨレなどを正してくれます。

革が少し張るので、手入れもしやすいです。

2.馬毛ブラシで汚れを落とす

出展:楽天市場

全体をブラッシングして、ブーツについた埃や汚れを落とします。

ソールの横や、縫い目もしっかりとブラッシングします。

靴底については、レザーソールとラバーソール、それぞれ手入れ方法が違います。

レザーソールだと、手入れ無しで履き続けると、毛羽立ってきて、最悪の場合穴が開いてしまいます。

買うときに、ソールの素材も確認しましょう。

3.靴用クリーナーで汚れを落とす

出展:Amazon

目立つ汚れには、靴用クリーナーを使います。

クリーナーを少しだけ出して、布に取り、目立つ汚れを拭いて落とします。

ムラにならないよう、全体を拭きあげても良いでしょう。

「もっとしっかり、キレイにしたい!」という方は、丸洗いする方法もアリ。

サドルソープ”と言う革用の洗剤を使えば、水で洗うことができます

4.靴用クリームで栄養を与える

出展:Amazon

靴用クリームを柔らかい布に取り、靴全体に薄く伸ばします

クリームはつけすぎると、ツヤが無くなったり、ゴミが付きやすくなるので、少しずつ使いましょう。

クリームの塗る量を同じにしたり、革の中に染み込ませるときに向いているのは、毛が硬めな豚毛ブラシ。

余分なクリームも取ってくれるので、仕上げの乾拭きはしなくても大丈夫です。

色付きクリームを使うなら、コンパクトで塗りやすい「豚毛のペネトレイトブラシ」が◎。

5.全体に防水スプレーをかける

出展:Amazon

どんな革でも、水に弱い特徴があります。

仕上げに防水スプレーをかけておくと、急な雨や水たまりの跳ね返りでも安心。

革の良い状態をキープするために、ぜひ使いたい道具ですね。

ちなみに、オイルがたっぷり入っていて、水を弾く特徴がある革でも、使っているうちに少しずつ抜けていきます。

特にブライドルレザーは、中のオイルが抜けきってしまうと、水を吸いやすくなるので気を付けてください。

6.靴を休ませる

いつも同じ靴を履いていると、それだけ負担がかかる・汚れるので、劣化も早まります。

革靴は、3足くらいをローテーションで履く方が良いとされ、毎日履くのはNGなのです。

一日履いた靴は、一日休ませるようにします。

雨でぬれたら、ちゃんと乾かさないと履けないので、もう少しかかるかもしれません。

履きシワを伸ばし、靴の蒸れを無くしましょう。

レザーブーツの2大ブランド

レザーブーツと言えば、

  • DR. MARTENS(ドクターマーチン)
  • Timberland(ティンバーランド)

のブーツを愛用している人も、多いのではないでしょうか。

出展:DR. MARTENS

ドクターマーチンは、デザインが個性的で耐久性に優れているのが特徴で、定番商品はほとんどがスムースレザーです。

ステッチ(縫い目)が、デザインのアクセントにもなっているのも特徴のひとつ。

縫い目にゴミが入りやすくなるので、しっかりとブラッシングで落としてあげましょう。

created by Rinker
Dr.Martens(ドクターマーチン)
¥20,790 (2021/12/07 13:47:29時点 Amazon調べ-詳細)

ティンバーランドの定番といえば、イエローブーツ。

出展:Timberland

こちらは起毛(毛羽立たせる)加工のヌバックレザーのため、お手入れはブラッシングが基本となります。

もちろん、ティンバーランドにも、スムースレザーのブーツがありますよ。

それぞれの革の種類に合わせて、お手入れの方法も変わってくるので、好む革製品の種類は確認しておきましょう。

スムースレザーの美しさは手入れで保てる!

出展:Amazon

スムースレザーの種類や、お手入れ方法についてご紹介しました。

日頃から使っている革製品を、正しい方法で手入れして、長く美しく愛用していきましょう。